Harry for the Holidays / Harry Connick, Jr.
猛暑で暑い日が続いていたと思ったら、いつの間にか秋も深まり、最近は肌寒い日が続く。
関東では木枯らし一番が吹き、北国からは初雪の便りも。気候の良い期間は短い。
秋が深まるともうすぐクリスマス。街にもクリスマスの飾りつけが。そろそろクリスマスアルバムが聴きたくなる頃だ。
クリスマスソングは一流になるための登竜門であり、そのための規定課題のようなものだ。皆が慣れ親しみ、誰もが知っている曲を、どれだけ個性豊かに表現できるかを競っているように思う。その解釈、歌いっぷりは千差万別。歌手によって自分の得意ジャンルや個性をどれだけアピールできるか、そしてファンがその料理方法にどれだけ満足してくれるのか。今年は、誰が新譜をだしてくれるのか、毎年恒例のコンテストのようだ。
先日秋を感じて、ハリーコニックJr,を一躍スターの座に引き上げたアルバムを聴いた。
コニックは、ジャズの故郷ニューオリンズ出身で、ストレートに歌いきるスインガー。
シナトラとも比較されるが、自らピアノも弾くし編曲もする。歌だけではなく、バックを含めた全体の表現力のバリエーションは御大シナトラを上回るかもしれない。
このコニックもクリスマスアルバムを2枚出している。
2枚目の比較的最近のアルバムがこのアルバム。
ビッグバンドをバックに軽快に始まるクリスマスソングは、ニューオリンズのディキシーランドジャズのパレードを思い浮かべる雰囲気でスタートする。ミディアムテンポでスイングする「ブルークリスマス」。やはり、生まれ育った土地柄が反映しているのかも。
後半に入ると、静かなクリスマスソングに相応しい曲、そして演奏も。
特に、“I’LL BE HOME FOR CHRISTMAS”はアレンジも秀逸だ。
すごくシンプルなストリングスをバックに、シンプルなピアノ、そして静かにかすれるような音色のテーナー。コニックの歌声とともに、このアルバムでは一番のお気に入りだ。
派手な曲もいいが、やはりクリスマスにはこのような曲もいい。ピッタリな雰囲気だ。
1. Frosty the Snowman Nelson, Rollins 3:34
2. Blue Christmas Hayes, Johnson 3:23
3. The Christmas Waltz Cahn, Styne 3:18
4. I Wonder as I Wander Traditional 3:07
5. Silver Bells Evans, Livingston 3:58
6. Mary's Little Boy Child Hairston 5:10
7. Santa Claus Is Coming to Town Coots, Gillespie 3:56
8. The Happy Elf Connick 3:42
9. I'll Be Home for Christmas Gannon, Kent, Ram 5:57
10. I Come With Love Connick 4:43
11. Nature Boy Ahbez 3:49
12. O Little Town of Bethlehem Traditional 3:25
13. I'm Gonna Be the First One Connick 3:27
14. This Christmas Hathaway, McKinnor 3:47
15. Nothin' New for New Year Connick 4:08
16. Silent Night Gruber, Mohr 4:54
Harry Connick, Jr. (Bass, Piano, Arranger, Conductor, Drums, Vocals, Orchestration)
George Doering (g)
Leo Nocentelli (g)
Biff Watson (g)
Neal Caine (b)
Arthur Latin (ds)
Sandy DeCrescent Orchestra Contractor
Derrick Gardner(tp)
Roger Ingram (tp)
Leroy Jones (tp)
Joe Magnarelli (tp)
Mark Mullins (tb)
Craig Klein (tb)
John Alfred (tb)
Lucien Barbarin (tb)
Joe Barati (btb)
Charles Goold Sax (sa,ts)
James Greene (sa,ts)
Jerry Weldon (ts)
Mike Kam (ts)
David Schumacher (bs)
George Jones (Vocals)
Phil Frazier (Tuba)
Paul Franklin (Pedal Steel)
Tracey Freeman (Producer)
Recorded May 13, 2003-May 22, 2003
猛暑で暑い日が続いていたと思ったら、いつの間にか秋も深まり、最近は肌寒い日が続く。
関東では木枯らし一番が吹き、北国からは初雪の便りも。気候の良い期間は短い。
秋が深まるともうすぐクリスマス。街にもクリスマスの飾りつけが。そろそろクリスマスアルバムが聴きたくなる頃だ。
クリスマスソングは一流になるための登竜門であり、そのための規定課題のようなものだ。皆が慣れ親しみ、誰もが知っている曲を、どれだけ個性豊かに表現できるかを競っているように思う。その解釈、歌いっぷりは千差万別。歌手によって自分の得意ジャンルや個性をどれだけアピールできるか、そしてファンがその料理方法にどれだけ満足してくれるのか。今年は、誰が新譜をだしてくれるのか、毎年恒例のコンテストのようだ。
先日秋を感じて、ハリーコニックJr,を一躍スターの座に引き上げたアルバムを聴いた。
コニックは、ジャズの故郷ニューオリンズ出身で、ストレートに歌いきるスインガー。
シナトラとも比較されるが、自らピアノも弾くし編曲もする。歌だけではなく、バックを含めた全体の表現力のバリエーションは御大シナトラを上回るかもしれない。
このコニックもクリスマスアルバムを2枚出している。
2枚目の比較的最近のアルバムがこのアルバム。
ビッグバンドをバックに軽快に始まるクリスマスソングは、ニューオリンズのディキシーランドジャズのパレードを思い浮かべる雰囲気でスタートする。ミディアムテンポでスイングする「ブルークリスマス」。やはり、生まれ育った土地柄が反映しているのかも。
後半に入ると、静かなクリスマスソングに相応しい曲、そして演奏も。
特に、“I’LL BE HOME FOR CHRISTMAS”はアレンジも秀逸だ。
すごくシンプルなストリングスをバックに、シンプルなピアノ、そして静かにかすれるような音色のテーナー。コニックの歌声とともに、このアルバムでは一番のお気に入りだ。
派手な曲もいいが、やはりクリスマスにはこのような曲もいい。ピッタリな雰囲気だ。
1. Frosty the Snowman Nelson, Rollins 3:34
2. Blue Christmas Hayes, Johnson 3:23
3. The Christmas Waltz Cahn, Styne 3:18
4. I Wonder as I Wander Traditional 3:07
5. Silver Bells Evans, Livingston 3:58
6. Mary's Little Boy Child Hairston 5:10
7. Santa Claus Is Coming to Town Coots, Gillespie 3:56
8. The Happy Elf Connick 3:42
9. I'll Be Home for Christmas Gannon, Kent, Ram 5:57
10. I Come With Love Connick 4:43
11. Nature Boy Ahbez 3:49
12. O Little Town of Bethlehem Traditional 3:25
13. I'm Gonna Be the First One Connick 3:27
14. This Christmas Hathaway, McKinnor 3:47
15. Nothin' New for New Year Connick 4:08
16. Silent Night Gruber, Mohr 4:54
Harry Connick, Jr. (Bass, Piano, Arranger, Conductor, Drums, Vocals, Orchestration)
George Doering (g)
Leo Nocentelli (g)
Biff Watson (g)
Neal Caine (b)
Arthur Latin (ds)
Sandy DeCrescent Orchestra Contractor
Derrick Gardner(tp)
Roger Ingram (tp)
Leroy Jones (tp)
Joe Magnarelli (tp)
Mark Mullins (tb)
Craig Klein (tb)
John Alfred (tb)
Lucien Barbarin (tb)
Joe Barati (btb)
Charles Goold Sax (sa,ts)
James Greene (sa,ts)
Jerry Weldon (ts)
Mike Kam (ts)
David Schumacher (bs)
George Jones (Vocals)
Phil Frazier (Tuba)
Paul Franklin (Pedal Steel)
Tracey Freeman (Producer)
Recorded May 13, 2003-May 22, 2003
Harry for the HolidaysHarry Connick Jr.Columbiaこのアルバムの詳細を見る |