A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

親子どころか孫以上に歳が違う若手のベーシストと組んだ3世代の共演は・・

2015-12-30 | MY FAVORITE ALBUM
I Hear A Rhapsody / Hod O’Brien Trio introducing Daryl Johns

忘年会、打ち収めゴルフ、そしてライブ通いを続けている内に、今年も残すところあと一日。仕事も辞めたので、今年こそは時間もあるので大掃除ができるかと思っていたが、やはりバタバタのまま大晦日を迎えそうだ。どうも貧乏性なのかゆったり一日を過ごすことができない性分は変らない。

このブログも今年で9年目、途中で一時中断した事もあるが何とか続いている。忙しい最中に毎日更新していた時期もあり、これも時間があるとか無いとかは関係なさそうだ。
ジャズとゴルフを話題にしている限りネタ切れになることはなさそうなので、此のくらいのペースであれば来年も続けられそうだ。

ペッパーアダムスのアルバム紹介もリーダーアルバムは終え、サイドメンとして参加したアルバムも9割方終わったので来年中には終わりそうだ。何でも一区切りつくというのは嬉しいものだ。一方のコンコルドは250枚を超えたが、このペースではいつ終わることやら?来年は50枚(週一回ペース)を目標にしてみよう。

何をやるにしても長く続けるにはテーマを決めるのがいいと良く言われている。何か次なるテーマも考えておかねばとも思うが、手持ちのアルバムだとやはり好きなプレーヤーになってしまうかも?
最近はアルバムを聴くよりついついライブに出掛けてしまうので、新しいアルバムを買うのは実はライブがきっかけというのが一番多い。本当は海外の新しいミュージシャン、特に不案内なヨーロッパ系をかじってみたいとも思うが、やはり長年聴かずに積んだままの棚卸をやろうと決めたので、新しい物にはなかなか手が出ない。

という訳で、ライブで聴いたのがきっかけで比較的最近手に入れたアルバムから一枚。

先日、大森明のライブツアーのために、リズムセクションがアメリカから来日した。
そのピアノがこのアルバムのホッドオブライエンであった。同じメンバー(ベースは急遽変わったが)で今年発売したアルバム「マンハッタン組曲」の発売記念を兼ねたツアーであった。そのピアノがホッドオブライエン、確か今年で80歳の大長老。ジャケットの写真は実に若々しいが、少し腰を曲げてステージを歩く姿は、歳を感じさせたが、プレーぶりは衰えをみせず。バップスタイルのピアノの真骨頂を聴かせてくれた。

このアルバムは、そのオブライエンの2年前の録音だが、もう一つの目玉はベースのダリルジョンズを紹介するアルバムである。まだ10代の脅威の新人だが、実は16歳の時全米ハイスクール選抜のビッグバンドに参加して来日している。2年続けて来日したが、彼のベースはもちろん全員が10代のビッグバンドの迫力にびっくりしたものだ。そのジョンズがオブライエンと組んで初レコーディングということで入手したアルバムだ。



ドラムはジョンズの父親が務めており、まさに3世代共演のトリオの演奏。オブライエンのピアノは相変わらずバップスタイルの枯れたピアノだが、このピアノにジョンズの図太いベースが良く似合う。ピアノトリオということもあり、時にはベースがメロディーラインをとることもあり、ジョンズのベースのすべてが浮き彫りとなっているが、聴いただけではまだ10代とは思えない演奏だ。曲も、スタンダード中心でバップスタイルにはピッタリ。「お爺ちゃんからバップの伝統」をしっかり引き継いだベーシストに育ちそうだ。



1. Save Your Love For Me
2. Yours Is My Heart Alone
3. Tricotism
4. I Hear A Rhapsody
5. A Slow Hot Wind
6. How Deep In The Ocean
7. The Squirrel
8. All Of Me
9. All Too Soon
10. Oblivion

Hod O’Brien (p)
Daryl Johns (b)
Steve Johns (ds)

Produced by Hod O’Brien
Recorded at Sonic Park Recording Studio in Paramus, N.J. on Dec.19, 2013

ラプソディー
クリエーター情報なし
Spice of Life
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