アンコウ物語

徒然なるままに

ボランティア活動

2013-08-09 21:57:00 | イベント

先日、花や野菜に使用する有機肥料を生産している会社に勤務している
家内の知人から家内に連絡があり、ボランティア活動をしているグループの
バーベキューに誘われました。この肥料製造会社に花の肥料を買いに行って
から家内はこの若い女性と親しくなり、我が家にも訪問して呉れました。この
女性もボランティアグループのメンバーの一人でした。

二人で正午前にいわき市の児童養護学校の庭で行われているバーベキュー
会場に到着し、知人と合流しました。ボランティアグループのメンバー総勢
30人程が、両側に立って手を広げアーチを作り、我々ゲストはその下を通って
歓迎を受けました。ゲストは5人で、それぞれメンバーの前で自己紹介をして
バーベキューの仲間入りをしました。正午過ぎにはこの学校の児童もバーベ
キューに参加しました。

 このボランティアグループは代表が埼玉県出身でメンバーの多くが埼玉県人です。
2011年8月に結成され、福島県に特化した救援ボランティア活動を行っています。
メンバーは参加費(日帰りの場合4,000円)を払って参加し、3・11の東日本
大震災の被災者救援のために活動しているグループです。これまで、津波による
行方不明者の捜索、個人家屋の瓦礫の片付け、コットンプロジェクトなどの農業
支援、各種イベントの手伝いなどの活動を行って来ました。メンバー全員仕事が
ある為、土曜と日曜の休日のみ活動に参加しております。

参加したメンバーの数人と話しをしましたが、一人は今回、愛知県豊橋市から
初めてこのグループに参加した若い女性で、津波で家屋を失った人達や原発
事故で故郷を離れ避難を続けている人達を思い何か自分に出来ることは無いかと
考えて、このグループに参加したと話しをして呉れました。30歳台前半の男性は、
今まで土曜、日曜日の休日は家でなんとなく休息していたが、ボランティア活動に
参加してから、以前、日曜日の夜に感じていた、「明日から又仕事か~」と云う
ネガティブな想いは全く無くなり、仕事にも前向きに、積極的に取り組むように
なって来たと話していました。

このグループのリーダーや他のメンバーと話しをして、この人たちの活動に大変
感銘を受けました。東日本大震災発生から時間が経つにつれ、多くのボランティア
グループが活動を止めて行く中で、このグループは益々活動を広げております。
メンバーの多くの人達が、ボランティア活動の大切さ、援助を必要とする人達への
サポートの義務感、援助活動を通じて逆に元気を貰える喜びを話してくれました。
会場を後にする時はメンバー全員から拍手で見送られました。多くが30歳前後の
若い人達で、これらの方々の被災者に対する優しさに感銘を受け、又、力づけ
られました。このボランティアグループの名前は「絆ジャパン」です。

このグループのモットー

「福島への愛~願いは叶う~」 One for all All for one

 

 

 



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