(ブログ記事を引用・抜粋される方へのお願い・・・このブログ記事全文が確認出来る形式での引用・抜粋のみを許可させて頂きます。)
※ 2020年シーズンはキャンプ泊営業のみとなります。素泊まりを含む、小屋宿泊はご利用頂けません。どうぞご了承ください。
※ 槍ヶ岳・飛騨沢ルート落石情報 (必ずご確認ください)
※ 槍平キャンプ場トイレは7月22日まで使用できませんのでご注意下さい。
槍平小屋ホームページ /facebook/instagram
令和2年7月豪雨による槍ヶ岳・飛騨沢ルートの被害状況をお知らせします。(滝谷より上部については、雨が落ち着き、水量が渡渉可能状態となってからお伝えします)
右俣谷林道の大規模落石(新穂高登山指導センター~右俣谷林道ゲート)。
林道ゲート~穂高平小屋間。規模の大小はありつつ、複数個所に新規の落石、土砂崩れが見られます。
滝谷渡渉箇所です。昨年の流路はライブカメラを設置している岩から見下ろして左側(滝谷避難小屋側)を流れていましたが、現在は反対側(槍平側)を流れています。この水量は雨が上がってから30時間以上経過した状態(13日午前11時頃)ですが、水量は依然として渡渉困難状態です。また、流路が変わってしまったため、新規の架橋箇所選定が現時点では困難となっています。加えて、今後ライブカメラを設置する予定ですが、昨年までとは違ってライブカメラ不具合時のメンテナンスのためにも渡渉する必要が出てくるため、最新情報の更新に遅れが出ることも予想されます。
2019年シーズンの様子。
現状、このように登山道状況は極めて不安定・危険な状態です。少なくとも、梅雨明けするまでの入山は控えて頂くことを槍平小屋からは提案いたします。先にも記しましたが、雨が上がって、翌日の天気予報に晴れマークがついていても、これだけ長期間雨が降り続いた後ではすぐに渡渉出来るような水量への減少は期待出来ません。テント泊装備の皆様であれば、荷物量もそれなりに多いはずです。梅雨明け後、十分な水量の減少を待って登山計画を立てて下さい。
以上の理由から、場合によっては営業開始日を再延期とする可能性もあります。登山道情報については、渡渉箇所の通行可否、架橋の有無を含め、状況が判明すれば速やかにこのブログで情報更新をして参ります。メールやお電話による頻繁なお問い合わせはご遠慮下さい。皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
(お知らせ)営業開始を7月23日へ延期いたします 20200712更新