槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

最新登山道情報(滝谷架橋予定、および槍ヶ岳飛騨沢ルート状況)20200721

2020年07月21日 | 日記

(ブログ記事を引用・抜粋される方へのお願い・・・このブログ記事全文が確認出来る形式での引用・抜粋のみを許可させて頂きます。)

※ 2020年シーズンはキャンプ泊営業のみとなります。素泊まりを含む、小屋宿泊はご利用頂けません。どうぞご了承ください。

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※ 槍ヶ岳・飛騨沢ルート落石情報 (必ずご確認ください)

※ 槍平キャンプ場トイレは7月22日まで使用できませんのでご注意下さい。


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※ 右俣谷林道の落石は除去作業済で通行に支障はありません。滝谷避難小屋直下の落石箇所(地震の影響)については登山道から一度河原へ下る迂回ルートが標識テープで示されていますので、通行止めとなっている登山道上のロープは越えないようにしてください。

登山道から河原側への迂回路にはピンクテープがあります。見落とさないように歩いて下さい。

 

 

長引く梅雨の影響で滝谷渡渉部では沢の水量減少が遅れていましたが、明日22日午後に架橋作業予定です。架橋候補地は例年よりもやや上流(ライブカメラを設置している岩より上部)で、架橋完了後、あらためてお知らせいたします。

 

次に槍平小屋から槍ヶ岳方面の登山道情報をお伝えします。大雨による影響は限定的でしたが、登山道上の洗堀箇所は複数あります。注意して通行して下さい。画像は標高2250m付近、最終水場です。採水可能です。

 

標高2470m付近。登山道を横切る小さな沢ですが、洗堀の影響が大きく、岩が崩れやすくなっています。トラロープが上下に張ってありますので、この区間から外れないように通行して下さい。このロープは通路を示しているものなので、体重をかけるなど手掛かりとしての使用はしないで下さい。

 

標高2550m付近、飛騨乗越-千丈沢乗越分岐。

 

標高2700m付近。

 

標高2800m付近。

 

標高2900m付近。

 

飛騨乗越。ガスが切れれば、ここから槍ヶ岳が見えます。

槍平小屋より上部については大雨の影響が想像していたよりは少なく済みました。明日の滝谷架橋完了後にもお伝え予定ですが、現在、この槍ヶ岳・飛騨沢ルートを通行するにあたってはやはり滝谷架橋部、および、地震落石箇所の通行が一番気を付けて頂きたい箇所になります。繰り返しとなりますが、槍平小屋からは梅雨明け後の登山計画を提案させて頂きます。大雨時の登山は新規落石や、滝谷を含む他の沢(白出沢、チビ谷、南沢)の増水の危険があります。また、7月21日現在、槍平ではまだ有感地震も続いています。少なくとも、雨天時の行動だけは避けて頂くようにお願いいたします。

南岳新道、奥丸山登山道の情報につきましては判明次第お伝えいたします。今しばらくお待ちください。