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※ 2020年シーズンはキャンプ泊営業のみとなります。素泊まりを含む、小屋宿泊はご利用頂けません。どうぞご了承ください。
最新登山道情報(ツイッター) 滝谷渡渉部ライブカメラ(リンクは記事下部にあります)
※ 槍ヶ岳・飛騨沢ルート落石情報 (必ずご確認ください)
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今日は久々に4代目小屋主人が入山しました。入山しました、と申し上げましたが、ルートは上高地から槍ヶ岳山荘経由、飛騨沢を下っての入山!毎シーズン、山小屋の営業が始まる頃には水質検査の検体を周辺山小屋の分も集めて下界へおろすのが槍平小屋の業務なのですが、今年は7月豪雨の影響で実施時期が遅れていました。明日が検体を集めておろす日なのですが、降り続く雨の中を滝谷の地震落石箇所を通過して入山することには危険が伴います。また、今日は新穂高から入山出来たとしても、今夜以降の雨の降り方によっては滝谷架橋の流出可能性もあり、下山そのものが出来なくなる場合も考えられます。「そんな遠回りなんか、イヤだ!」と思われるかもしれませんが、危険を避けるためには必要な距離。小屋主人は明日、また飛騨沢を登り返して稜線の小屋の検体を集め、上高地へ下山していきます。
昨日より不具合が続いていた滝谷架橋部ライブカメラですが、バッテリー切れと通信状態悪化というダブルパンチで更新ストップしていたのですが、本日バッテリー交換を行い更新を再開させています。ただ、現地の電波状態は相変わらず不安定で、10分間隔で更新されるはずが20分、30分間隔となる場合もあります。ライブカメラ画像をご覧になる場合は必ず日時を確認して下さい。ライブカメラ画像では架橋部がやや遠く、小さく見えていますので橋材の側面のピンクテープを目印にして下さい。本日正午前の水量ですが、橋材ギリギリまで増水しています。明日以降も雨の予報ですので、架橋流出の恐れもあります。危険な入山はされないようにお願いいたします。
ライブカメラを設置している岩の上はタタミ一畳ほどの広さですが、その狭い空間の中でも電波強度がまるで違います。アンテナ感度0、または1というビミョーな状態をなんとか見つけ出して圏外を免れています。がんばれライブカメラ!
それでは本日の気象情報。
午前6時。
午後6時09分。