中ノ川の渓谷を覗き込む林道が崩落して通行止めになったのは、2014年の春の事だった。以来斜面の土砂崩れ復旧工事が続けられているため、岩間道下部(小桜分岐から下)が閉鎖されている。登山道に問題がある訳では無く、登山者の通わないこの道を絶やすまいと、閉鎖後も毎年草刈は続けている。3年草刈をしなければそれは廃道を意味するからだ。再開には伐開と同等の労力が掛かってしまう。登山道は草刈をしただけでは維持できない。登山者の踏圧が加わる事によって、新たな藪の侵攻を防ぐことが出来る。かつては山崎旅館までバス路線が通っていたと聞く。別当出合から白山に登り、室堂に宿泊した多くの人が岩間道を下山し、温泉に入ってバスに乗って帰ったという。奇しくも来年は岩間道が開通して100周年の節目の年である。来年こそは北部全ての登山道を通行可能に出来ないものか検討したいものだ。白山の長い歴史を振る返ると、全ての登山道を自由に歩けるのは恵まれた条件である事が分かる。(北部白山登山道の歴史については2017/5/11の記事参照)
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