中村哲医師がアフガニスタンで凶弾に倒れて一周忌の命日を迎えました。中村医師とて紛争地域で活動するに、護衛を付けるなど注意を払った上での事件だったようです。色々な報道から窺い知るのは、彼の信条は生死をも超越した所に有ったように感じます。医師として、また灌漑事業によりどれだけの命が救われた事でしょう。その生き様はまさに紅々と燃え盛る香炉の上に舞い降りる一片の雪そのもので有りましょう。信念を貫く気迫は何者も遮ることが出来ないのです。白山に源を発する河川のうち手取川の七ヶ用水の父と言われる枝権兵衛の生涯とも相通じる所が有ります。庄屋に生まれた権兵衛も最後は私財を投じて加賀平野を潤す用水を完成させたそうです。以後将来にわたりどれだけの穀物や野菜が生産され、命が救われ行くことでしょう。「百の診療所より一本の用水路を」中村医師の言葉ですが、その土木技術は江戸時代の日本の工法を参考にしたそうです。合掌
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