今年で12年目になる氷の滝壺観察。今年も様々な条件が折り重なり奇跡の造形は立派に存在していた。
奥長倉避難小屋でのこの時期の積雪は例年よりやや多め。
百四丈を見に行くには乗り越えなければならない美女坂の核心部。雪が繋がっていて踏み抜く事も無く、アイゼンも良く効いて例年以上に歩き易かったが下りでは一瞬も気を抜けない。
この時期にしか近づけない美女岩
四塚山と広大な清浄ヶ原が冬も涸れずに流れ落ちる百四丈の水源
この時期、14時を過ぎないと全体に光が差しこまない。厳冬期は毎日ほぼ日陰になるからこそ滝しぶきが過冷却水となり成長を続ける事が出来る。冬でも涸れない滝と過冷却水となる落差と気温、日差し、風雪、様々な気象条件や地形が複雑に絡み合い出来上がる奇跡の造形。
1980年前半まではこの形になっていなかっただろう事は過去の記事で紹介したとおり(2019/4/15参照)
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