現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The ANIMATION  第1話「その 素敵な奇跡を・・・」

2005年10月06日 17時42分40秒 | アニメ・映像全般
 今回は、第1話を観させて頂きました。いつも初回の放映って今後の展開を考えるといつもドキドキします(笑)。この作品は第1話と言う事もあると思いますが、とても丁寧な作画を描いていると感じます。特に、水と大気を存分に使用した映像の美しさは観ておりまして、とても印象深いです。アニメ劇中に流れる心地よい音楽もチェックして置きたいし、アニメ作品の展開の流れもゆっくりとした日常の描きも良いです。その時間の流れを、水の星「アクア」と観光都市「ネオ・ヴェネツィア」水路の街。の2つのワールドを表現するアニメ作品が『ARIA』だと思います。また、魅力溢れた登場人物も注目です。いつも明るくて笑顔を絶やさない【水無 灯里】、【灯里】の恥ずかしいセリフに激しく反応する【藍華】、水先案内人(ウンディーネ)の憧れの存在である【アリシア】、ARIAカンパニーの社長でいつも【灯里】と一緒に行動するアクア猫の【アリア社長】そして、1話のオリジナルキャラ【アイ】などの魅力的な人物もみんな可愛いくて良いと思います。その出会い人たちとの「心の交流」もこの作品の魅力です。後、たまに劇中で表現される各キャラクターの「コミカルな」表情と仕草も見逃せないですね。アニメ劇中でも【灯里】のコミカルで萌え萌えな表情が満載でした。朝寝ているシーンで、ネコミミフードをかぶって寝ていたり、【アクア社長】とベットの上で「おはようございます」と2人(一匹)でお辞儀したり、電話の相手【暁】とのシーンで【暁】に「そのもみあげがある以上、もみ子」と呼ばれて、【灯里】が「もみ子じゃありません」「だから、もみあげじゃありません」と否定する時の表情も可愛い場面で【灯里】のボケボケさも魅力の一つだと感じます。また電話がなります。その向こうの大きなリボンしか見えないの女の子は「【アリシア】さんのゴンドラに乗りたい」と言う所からストーリーが展開して行きます。【灯里】は「半人前の水先案内人(ウンディーネ)なので一人でお客さんを乗せられない」と言うと「そうですか、どうも」と電話が切れてしまいます。そして【灯里】自身もゴンドラを漕ぐ練習に向いますが、そのゴンドラには先客が乗っていた。その女の子は【アイ】ちゃんって言いますが、凄く強引な可愛い女の子なんです(萌)。いきなり「今からお友達です」と言ってみたり、それでも【灯里】が「お客さんじゃないですから・・・」と言うと「叫びますよ・・・」「何て?」「人さらい・・・誰か・・・助けてって叫びます」と【灯里】は「あっ・・・」と汗ジトが増えていき負けて【アイ】ちゃんを乗せる事になります。【灯里】は一生懸命に漕ぎますが【アイ】ちゃんはつまらない感じの表情ばかりをします。この「アクア」を好きになって貰おうと語りかけます。そこにもう一人の水先案内人(ウンディーネ)【藍華】との出会う場面があります。この場面も面白い。【アイ】ちゃんに「どっちが上手なんですか?」と質問して2人が焦ったり、【藍華】にも「友達だから」と指差ししたりします。このあたりのシーンでは【アイ】ちゃんの【灯里】を見る表情に変化出て来ているのは注目する所です。だんだん【灯里】の魅力に惹かれ始めている場面。【灯里】の「ネオ・ヴェネツィア」を好きになって欲しい気持ちがこもった「カミカミで」「ガチガチな」ガイドする所も【灯里】らしさが出ています。その水の星「アクア」と観光都市「ネオ・ヴェネツィア」に関する「奇跡」と【アイ】ちゃんに出会えた事も「奇跡」と言うと【藍華】が「恥ずかしいセリフ、禁止」と指差しをします。かなり【藍華】も可愛いなあと感じる所です。
 後半では、3人で「じゃがバター」を食べるシーンが描かれています。【アイ】ちゃんが「食べにくそう」と言いますが、何度も口にはこぶ表現で美味しさを表現したり、食べた食器を返す時に【アイ】ちゃんの頬を赤くして「おいしかったです」と言うのもかなり可愛いシーンです。そして、ちょっとした事件が起こります。それは【アクア社長】が海に落ちて、沖に流れます。そして、【灯里】の得意(?)の「逆漕ぎ」で助けてに行きます。この場面での【灯里】の力強く、漕ぐ表情も凄く好きです。結局は【アリシア】さんが助けるのですが、このシーンでは【灯里】と【アリシア】さんとの水先案内人(ウンディーネ)としての「技量の差」がかなり表現されています。その【アリシア】さんがゴンドラに居た【アイ】ちゃんに気が付いて【藍華】の後ろに隠れた場面での【藍華】の「この子はアイちゃんって言います。友達の。」って言って笑顔で答えるセリフも凄く好きです。次に【アイ】ちゃんが【アリシア】さんのゴンドラに乗りたい理由が話されます。【灯里】が【アイ】ちゃんのお姉さんの「気持ち」になって話をする場面で一番に好きなセリフは「自分が好きになった物の話ってしたくなるでしょ。特に好きな人には・・・」が人を思いやる【灯里】らしい言葉で好感を持ちます。そして【アイ】ちゃんが「ネオ・ヴェネツィア」を好きになった後の【藍華】の「嫌いが好きに変わるってのも奇跡かもね」と言った後に「あ!恥ずかしいセリフ禁止、自分!」と自分にダメ出しをする【藍華】も可愛いですね(萌)。【アイ】ちゃんとお別れするシーンでの【アイ】ちゃんの「次に来た時は、また灯里さんのゴンドラに乗りたいから・・・」と頬を赤くして言う所と「早く、一人前の水先案内人(ウンディーネ)になってね」と言われて、「がんばります」と言う【灯里】の2人のお互いの気持ちが出ていて伝わる良い場面です。
 ラストでは、【アイ】ちゃんから受け取った【アイ】ちゃんのお姉さんの写真を見ながら【アリシア】さんと【灯里】の2人で話すシーンが描かれますが、この場面でも2人の交わすセリフが心に残ります。【アリシア】さんの「嫌いな所を好きになるには少し努力が必要だけど、もし、それができたら好きな人は大切な人になる」と、そして【灯里】の「大切な人・・・その奇跡は、努力で起こす事ができるんですね」2人の想いが語られる。でも、【アイ】ちゃんの奇跡を起こしたのは【アイ】ちゃん自身ですが、その事を気付かせるお手伝いをしたのは【灯里】だと思います。傍らで「Z・Z・Z・・・」と寝ている【アクア社長】が何ともイイ味を出していますよ(笑)。