第三話では、依頼者である【岩下 大輔】が「地獄通信」と【閻魔 あい】に頼らずとも解決できたと思っております。野球部のスター選手【花笠 守】の部員【室井 伸一】に対しての金属バットによる暴行事件に関する真実は、アニメ劇中内で何度も公にするチャンスがあったと思います。確かに、状況と偶然が重なって機会を失ったとも言えるかもしれないですが、何度かこの状況を脱する選択肢があったと思います。まず、最初の【花笠】からの暴行後に【岩下】と【室井】の2人の帰宅シーン。【花笠】から言われて、2人でふざけ合って土手から転んだ事にするが、ここでは【岩下】自身は納得していないが、【室井】が「頼むから・・・」と野球部のみんなの為、大会の為に、その【室井】自身も野球がしたいとの想いに答えて2人の秘密にするが・・・この行為がチャンスを潰しました。そして【岩下】はシゴキにあった【室井】を家に送ったが、ケガがもとで命を落としてしまう。まさに「死人に口なし」の状態になる。後、【岩下】自身も【室井】の母親の前でも言う機会はあったが、その場面では「土手でふざけていて転んだ」と選択肢を選び、【岩下】は謝る事を選んだ。この行為により【花笠】の「俺のせいだって何か証拠でもあるのか?」と言われても反論できないし、証明してくれる人もいない。最大の機会は【室井】の葬式シーンです。刑事さんから【室井】の死因の事で事情を聞きたいと言われる所での【岩下】の行動が更に状況を悪くします。【岩下】が「おれじゃ!ないんだあ!!!」とこの場から逃げてしまうのが良くなかった。確かに、【室井】の母親泣きながらの訴え、他の部員から「大会もおじゃん」、【花笠】の迫真の涙を誘う演技、【岩下】の両親の謝罪など、真実を言える状況ではなかったかもしれないが、逃げてしまったのが一番に悪い選択ですね。この後、【花笠】の暴力を必死に訴えるが逆に犯人と疑われてしまう。後半でも【花笠】と【岩下】が対峙するシーンがありますが、この場面で【花笠】が素直に謝罪していたら、【花笠】が大会に出場したくない為に、わざと【室井】の暴行事件を仕立てた事を言わなければ、【岩下】は「黒藁人形」の赤い糸を解く事はなかったではないかと考えております。ただ、残念な事は【室井】が死期を悟って、事件の真相を語って入ればとも感じます。今回に関しては【岩下】がもう少し機転と頭の回転の速さがあれば、状況は変わっていたし【あい】と「地獄通信」のお世話になる事はなかったと感じております。このアニメ作品は、フィクション性はありますがどこかリアルな現実の社会に置き換えても通じそうな内容です。
それでは、本編を観て行きたいと思います。今作は初の男性の依頼者でした。全体的にはあっけなく「黒藁人形」を差し出した感じがします。いつもならば、赤色の支配する木の下で、【あい】と【骨女】【輪入道】【一目連】たちが依頼者から今までの経緯を聞いたりするのですが無かったし、【あい】自身もビー玉を転がせて遊んでいると、パソコンに「地獄通信」からの送信が入るが、それを黙って見ているだけの【あい】。この場面での【あい】と「お婆ちゃん」との会話シーンが印象的でした。「行きたくないのかい・・・」「大丈夫だよ・・・お婆ちゃん」「仕方ないものね・・・やらなくちゃ、しょうがないものね・・・」との2人のやり取りが表現される。もしかして、この依頼に関しては【あい】達が出て行かなくても解決できると思っていたのではないかと個人的には思っております。やはり、後半の【あい】たちの呪いの地獄流しが始まるシーンは押えて置きたい。今回は野球がテーマなので、地獄の野球場で【花笠】を地獄に送ります。意外と笑える展開だと思います。キャッチャーが【一目連】、主審が【輪入道】、最も良かったのが【骨女】たちのチアガールの応援です。「室井アウト!岩下アウト!・・・花笠アウト!」って何となく笑いがありましたね。【輪入道】「どうした?アウトの意味も知らんのか?だったら殺すって意味だ」とアウトの意味を理解するとかなり怖いです。【花笠】自身も死球覚悟の速球を投げたり、【岩下】がホームかえって来る時に金属バットで殴ろうとするなど、人間の怖さと本性が表現されていました。そして、【花笠】が追い詰められた時のセリフ「俺が何をした」「ちょっとできるレベルじゃないの十年に一度の逸材だって言われてんの」「岩下だって、室井だって同じさあ、俺の為に死ねれば本望だろ」が聞いていて、【室井】はみんなの為にと黙って命を落としたのに、【花笠】は自分のプロ入りの事だけを優先して、自己中心的な振る舞いと言動は地獄に流されるしかないと感じます。次に【花笠】が船で流されるシーンではかなり恐怖感を増す演出をしていました。水面に無数のボールが・・・よく見るとそれは【室井】の顔をしたボールで【花笠】に語り掛けます。【室井】が野球をやりたいとの言いますと【花笠】が「そんなにやりたきゃ、勝手にやりゃいいじゃないか」と叫ぶと「そうすか、じゃあ一緒にやりましょうよ、花笠さん」と船から無数の手と【室井】たちが捕まえに来ます、すると【花笠】が「一人でやれ、俺はごめんだ!!!」と言うと【室井】が「あれ、花笠さん知らないんですか?野球は一人ではできないもんだって」と・・・鳥居の向こうへ・・・この場面での【室井】の声に関するエコーが掛かったセリフの表現が更なる恐怖を演出していました。
ラストでは、3人の学生の会話からあの事件は【花笠】が後輩をバットで殴った事になって終わっているが・・・【岩下】と父親の車中での会話を聞いていると切なくなります。車の窓に映った「地獄の刻印」と【岩下】の表情が印象的です。
それでは、本編を観て行きたいと思います。今作は初の男性の依頼者でした。全体的にはあっけなく「黒藁人形」を差し出した感じがします。いつもならば、赤色の支配する木の下で、【あい】と【骨女】【輪入道】【一目連】たちが依頼者から今までの経緯を聞いたりするのですが無かったし、【あい】自身もビー玉を転がせて遊んでいると、パソコンに「地獄通信」からの送信が入るが、それを黙って見ているだけの【あい】。この場面での【あい】と「お婆ちゃん」との会話シーンが印象的でした。「行きたくないのかい・・・」「大丈夫だよ・・・お婆ちゃん」「仕方ないものね・・・やらなくちゃ、しょうがないものね・・・」との2人のやり取りが表現される。もしかして、この依頼に関しては【あい】達が出て行かなくても解決できると思っていたのではないかと個人的には思っております。やはり、後半の【あい】たちの呪いの地獄流しが始まるシーンは押えて置きたい。今回は野球がテーマなので、地獄の野球場で【花笠】を地獄に送ります。意外と笑える展開だと思います。キャッチャーが【一目連】、主審が【輪入道】、最も良かったのが【骨女】たちのチアガールの応援です。「室井アウト!岩下アウト!・・・花笠アウト!」って何となく笑いがありましたね。【輪入道】「どうした?アウトの意味も知らんのか?だったら殺すって意味だ」とアウトの意味を理解するとかなり怖いです。【花笠】自身も死球覚悟の速球を投げたり、【岩下】がホームかえって来る時に金属バットで殴ろうとするなど、人間の怖さと本性が表現されていました。そして、【花笠】が追い詰められた時のセリフ「俺が何をした」「ちょっとできるレベルじゃないの十年に一度の逸材だって言われてんの」「岩下だって、室井だって同じさあ、俺の為に死ねれば本望だろ」が聞いていて、【室井】はみんなの為にと黙って命を落としたのに、【花笠】は自分のプロ入りの事だけを優先して、自己中心的な振る舞いと言動は地獄に流されるしかないと感じます。次に【花笠】が船で流されるシーンではかなり恐怖感を増す演出をしていました。水面に無数のボールが・・・よく見るとそれは【室井】の顔をしたボールで【花笠】に語り掛けます。【室井】が野球をやりたいとの言いますと【花笠】が「そんなにやりたきゃ、勝手にやりゃいいじゃないか」と叫ぶと「そうすか、じゃあ一緒にやりましょうよ、花笠さん」と船から無数の手と【室井】たちが捕まえに来ます、すると【花笠】が「一人でやれ、俺はごめんだ!!!」と言うと【室井】が「あれ、花笠さん知らないんですか?野球は一人ではできないもんだって」と・・・鳥居の向こうへ・・・この場面での【室井】の声に関するエコーが掛かったセリフの表現が更なる恐怖を演出していました。
ラストでは、3人の学生の会話からあの事件は【花笠】が後輩をバットで殴った事になって終わっているが・・・【岩下】と父親の車中での会話を聞いていると切なくなります。車の窓に映った「地獄の刻印」と【岩下】の表情が印象的です。