鎌倉八百ヶ谷戸

鎌倉の街はそのものが環境遺跡

善財 一 写真集

台峰の南東端

2020-11-18 21:43:47 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

鎌倉に竹林が多いのは、脆弱な土地を地崩れから守るため。

歩いていて目に付くし、写真を撮れば、かなりの割合で竹が写り込んでくる。

台峰の北西端辺りは、今年の夏場に、ざっとだが眺めてみた。

大船辺りから六国見山が視界に入る小高い丘が続いている。

 

下の写真は、台峰の山ノ内側。

その尾根近くに細々と営まれている畑。

やはり竹林がある。

竹林を降ってゆくと突然に切り削がれたような急斜面となる。

竹林は下まで続いているのだが、下は谷戸の奥まった辺りで、人家がある。

地崩れを防止するための竹林に他ならない。

畑は狭い平場が段々になっていて、その上が、化粧坂、葛原岡から台峰あるいは台に抜ける古道であったろう。