鎌倉に竹林が多いのは、脆弱な土地を地崩れから守るため。
歩いていて目に付くし、写真を撮れば、かなりの割合で竹が写り込んでくる。
台峰の北西端辺りは、今年の夏場に、ざっとだが眺めてみた。
大船辺りから六国見山が視界に入る小高い丘が続いている。
下の写真は、台峰の山ノ内側。
その尾根近くに細々と営まれている畑。
やはり竹林がある。
竹林を降ってゆくと突然に切り削がれたような急斜面となる。
竹林は下まで続いているのだが、下は谷戸の奥まった辺りで、人家がある。
地崩れを防止するための竹林に他ならない。
畑は狭い平場が段々になっていて、その上が、化粧坂、葛原岡から台峰あるいは台に抜ける古道であったろう。