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Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

地中海に浮かぶマヨルカ島(Malllorca) -1-

2011-05-22 01:20:49 | 旅行 -Spain-
暫くアパートのインターネットが使えず更新が遅れました...

先週末は、バレンシア沖、地中海に浮かぶバレアレス諸島最大の島、マヨルカ(Mallorca、スペイン語風に読むと「マジョルカ」)島に行ってきました

マヨルカ島は、年間300日以上が晴天と美しい海と山と自然に恵まれ、昔から「地中海の楽園」と呼ばれてきているだけあって、飛行機からの景色も美しいです。
夫の試験が終わり、のんびりビーチと自然に囲まれリセット旅行です。

5月13日(金)~15日(日)2泊3日の旅

-第1日目-

空港から市内は、路線バス(Line 1)で島の南部に位置するパルマ・デ・マヨルカ(Palma de Mallorca)と言う中心地へ(2€/人、約20分)。
スペイン広場(Pla. d'Espana)に着いて、観光案内所でパルマの地図と私達が泊まるホテルの地域の地図をもらい、そこから別の路線バス(Line 3)に乗って約20分(空港に寄らない路線バスは一律1.25€/人)、Cala Majorと言うビーチ付近でバスを降りる。

軽くランチを済ませ、ホテルに到着。
ホテルの庭にあるプールからは子供達の楽しそうな声が響き渡っていて、夕飯までの間、早速プールで過ごす。
プールサイドは、ここはイギリス?と思える程イギリス人だらけ。スペイン語が聞こえてきません。

うっぐ張り切ってプールに入ります!
冷たい!冷たい!と言いながら「キャーキャー」大はしゃぎ!


プール上がってから気が着いた。
プール用のタオルの貸出しがない!室内のタオルは持ち出し禁止と書いてあったから、冷え切ったうっぐの体をぬぐうタオルがない
そう、3つ星ホテルだから仕方ないと諦め、夫のTシャツを着せ体を温める。

こうゆう時うっぐが丈夫で本当に良かったと思う。
体が乾いたらキッズプール横の遊具で遊ぶ。元気だな~。

一遊びして暖かいシャワーを浴び、Cala Majorの町を散歩。
さっそく猫に遭遇。

「Hola!」

Cala Majorのビーチは本当に小さいけど、周りには高級ホテルやリゾートマンションなどが立ち並んでいる。

うっぐは、お腹すいたと言っていたわりにはビーチを見ると一遊びせずにはいられない。

もう20時半過ぎ...さすがに人は少ないです

無性にインドカレーが食べたくなり海が見えるバルコニーのあるお店でインドカレーを頂く。


22時ごろホテルに到着。
プールがライトアップされ綺麗。


プールサイドのバーではイギリス人やドイツ人が楽しそうに飲んでます。
前に行ったトレモリーノスと言う町もグラン・カナリアもイギリス人とドイツ人が多かったけど、今回はハイシーズンになる手前って事もあって、リゾートタウンらしく「あふれかえってる」って感じ。大賑わい。

翌日の約100年前のレトロな列車の日帰り旅行の為に第1日目は早めにお休みしました

イチゴ列車で行くはずだったアランフェス -Aranjuez-

2011-05-17 01:30:14 | 旅行 -Spain-
5月12日(木)、夫の試験が終わったので気晴らしに日帰り旅行へ。

場所は、2001年に文化的景観が評価され町全体が世界遺産に登録されている、マドリードの南、約47キロのアランフェス(Aranjuez)と言う小さな町。
荒地の中にタホ川の恵みを受け、緑豊かで古くから王家の保養地として使われていた離宮を中心とした町。

実は、アランフェスはこっちに来る前からずーっと楽しみにしていた場所だった。
本によると、マドリードからアランフェスへは、春から夏の間だけイチゴ列車(Tren de la Fresa)と呼ばれる蒸気機関車が走ると言うので、うっぐとこの蒸気機関車に乗るのをずーっと楽しみにしていたのだ。しかも車内ではイチゴが配られると言うから尚更楽しみにしていたのだった...

ところが、2011年度のスケジュールが春になっても出なくてどうしたんだろうと思ったら、なんと今年は国の予算が下りなくて中止!!!
あんなに楽しみにしていたのに...

ここでうっぐ、意外にも冷静。
「鉄道博物館でイチゴ列車に乗ったからいいよ。」とあっさり諦めてくれた。
そう、確かに客車に乗ったんだよね。動いてなかっただけで...私の方が諦められなかった...
(客車に乗った時の写真はこちら --> 当ブログ「鉄道博物館 -Museo de Ferrocarril-」の木製の客車内の写真がそうです)

そんな訳で、アトーチャ(Atocha)からRenfe近郊線(C-3号線)に乗って出発。
近郊線なので、自動券売機で買えちゃいます(往復6.80ユーロ/人)。

アランフェス行きは7番線から、うっぐもテンション上がります

アトーチャ駅を出てから、先日開拓したばかりの公園とRenfeの車庫の間を通り、あっという間にカスティーリャ地方の荒地へ。
今回は、一番前の車両に乗れて、運転席もよく見えました!



さすがのうっぐも「Oh! There's nothing!」と。最近、英語が良く出てくる。

約40分であっという間に到着。
王宮がある感じを出してる駅です。


駅を出て暫くこんな並木道がつづき、うっぐも川を覗き込んだり、気を見上げたり、楽しそうに歩きます。


15分くらい歩くと堂々とした王宮が見えてきます。

王宮横の広場の広いこと!思わず走りたくなる。


広場を囲む回廊はシンプルだけど、この長さで圧倒される。


調度お昼の時間。
今回はサンドイッチのお弁当を持って来たので、この広場で頂く。


腹ごしらえも済み、「王子の庭園(Jardin del Principe)」まで歩き始める。


...が、途中から相当な広さがある事が分かり、おまけに雲行きも怪しくなってきたので、王宮横から出発する電車の形をした観光バス「チキトレイン(Chiquitren)」に乗ってアランフェスの町巡りをする事に。

10:00~19:00、毎時運行(1時間に1本、ツアー時間約50分、料金大人5ユーロ、子供3ユーロ)

出発まで少し時間があるので、王宮前で一暴れ。


雨も本降りになってきたところでようやく乗車!

嬉しいね!

雨の中ツアーがスタート。王宮広場を出発し、サン・アントニオ広場を抜け、王子の庭園に入り、農夫の家や王家の小舟博物館を通り、アランフェスの町を一周する。スペイン語で解説しているけど、よく分からない...でもBGMは知ってるクラシック系ばかり。そして、この庭園で創られた名曲『アランフェス協奏曲』もしっとり流れてしばし音楽鑑賞。雨の庭園にもしっくりなじむ曲...改めていい曲。

Youtubeより『アランフェス協奏曲 Concierto de Aranjuez - Kaori Muraji

あんなにはしゃいでいたうっぐ、気がついたら熟睡!目標達成して満足してしまったのか...

約50分のツアーが終わったところでなんとなく雨も小降りに。


だけど、もう一降りしそうだったので、お茶をする。
雨が止んだところで、もう一度「王子の庭園」へ。
公園の門にある可愛らしい門番の小屋。


この庭園はタホ川に沿って設計されてます。


段々と日差しが強くなって来て、この木々が調度いい日陰を作ってくれる。


カメラ禁止で写真はないけど、うっぐと二人で入った「王家の小舟博物館」にはタホ川での舟遊びに使われていた小舟(ゴンドラ)が展示されていて、どれも金ぴか!本当に贅沢な遊びしていたんだな...

雨上がりの土の香りと鳥の声...とっても気持ちがいい。
カラカラに乾燥したカスティーリャにいる事を忘れてしまうくらい。

「王子の庭園」を出た後は、王宮前のお庭へ。季節の花が雨の後で元気いっぱい。

私が大好きな花、「忘れな草 forget-me-not」も。


あまりにも気持ちがいいので、もう一つの庭園「島の庭園(Jardin de la Isla)」へ。
王宮の横を通り、タホ川の中洲の様なところにある庭園。


途中、アヒルが沢山日向ぼっこをしていて、うっぐは暫く(って言っても20分は見入っていたんじゃないだろうか...)ここから動かない。


木陰の中をひたすら散歩。

途中木登りをしてみたり、


文鳥の鳥かごに夢中になったり、


お花に見入ったり。


「ママ~!!」

ってすごい勢いで走ってくるから何かと思ったら、
「プレゼント!」と言って、デイジーの花を差し出してくれた。
「ありがとー!」と言って、うっぐに差してあげたら、意外にも気に言っちゃって「写真撮って~。」と。


もう夕方の18時過ぎ。
帰路に向かう為、王宮の横を通り、また一暴れ。


「あ、お花が無くなっちゃった~」と泣きそうになってるうっぐ。

そりゃ、あんだけ走ればなくなるよ...

別の花を見つけてあげ、差してあげるとまた元気に。

男の子なのにな...

来た道とは別の道を歩いて駅に向かって行ったら、いきなり線路に出てしまった...
柵も何もない。ホームにそのまま入れちゃう。


調度そのホームに私達が乗りたい電車が停まっているので、往復切符を買っていた私達はそのまま乗ってマドリードに戻る。
こんなんでいいのか..降りるまで車掌さんも来なかった...


Renfeの見える公園の横を通り、マドリードに戻ってきたのは、20時過ぎ。

ただただ庭園を歩くだけの一日。
でも鳥の声の中の森林浴、タホ川のせせらぎ...本当に気持ちが良かった。
王家が保養地にここを選んだ気持ちがよく分かったし、心から楽しんでいた事も伝わってきました。
スペインに来る前から楽しみにしていた蒸気機関車に乗る夢は消えてしまったけど、充分リフレッシュできた小旅行でした

2度目のセゴビア

2011-04-05 23:20:33 | 旅行 -Spain-
ご無沙汰してます。
なかなかPCに向う時間がとれずにあっという間に4月になってしました。
3月の終わりにサマータイムになり日本との時差も7時間になりました。
20時半位まで明るく、1日がすご~く長くなってきました。
おまけに陽射しが強い!!
帽子嫌いのうっぐもさすがに帽子をかぶってくれます。
最近の様子はまた追ってお知らせするとして、先に先月母が遊びに来てくれてた時の続きです。

もう、かれこれ1ヶ月前の事になってしまうけど、ポルトガル旅行から帰って来てからのマドリードはまた冬に戻ったみたいに寒く、天気予報を見ればずーっと雨模様そんな中、1日だけ晴れマークの付いてる日に日帰旅行をして来ました。

母が、こっちに来る前にTVでセゴビアが紹介されているのを観て行ってみたいと思っていたし、私も前回見る時間がなかった『白雪姫のお城』の全景を見てみたかったから。

3月10日(木)

マドリードのバスターミナル「プリンセペ・ピオ(Principe Pio)」までメトロで向かう。
La Supulvedana社のチケットブースでチケットを購入(往復12.33ユーロ/3名)。
なんと、うっぐも大人と同じ料金をとられました!!
前回は膝の上だからタダだったけど、今回は頭数でとられました。
0歳児の赤ちゃんも同じ料金みたいで...これにはかなり驚きました...

平日なので夫は来れず、母とうっぐと私の3人。
おにぎりを持ってバスの中で朝食。
平日なのにほぼ満席。
約1時間のバスの旅もあっという間。

前回は、10月に来たけどその時はどんより曇り空、時々雨(前回の旅日記)。
だけど今回は、予報通り晴れ雲一つないいい天気♪

バスターミナルから水道橋に向かう途中、最初に出会う12世紀に建てられたサン・ミリャン教会(Iglesia de San Millan)。

前回は、まだ木々には青々とした葉が残っていたけど、さずがにそこはまだ冬仕様。
夏だったら木で見えない景色も見えていいものです。

そして、ローマ水道橋。

前回どんより雲の中に神秘的に浮かび上がっていたこの水道橋も、この青空の中では、ただただ迫力満点!

今回もポルト同様、うっぐはここに来た事をちゃんと覚えていて、張り切っておおママを案内する。
ほんとに嬉しそう

行く先は、前回行っていない路地だったりするけど、結果、気持ちのいい見晴らし台にでたりもする。

こんなにいい天気だけど、遠くには雪山が見えてました。

少し早いけど、ランチをする事に。
うっぐはアイス、私達は、Plato Combinatoで典型的なスペイン料理を。

本当はセゴビアと言えば、子豚の丸焼きだったりするんだけど、二人では食べきれないし、そもそもやっぱり子豚さんはちょっとね...

腹ごしらえをした後は、マヨール広場でマーケットをしていたので、どんなものがあるのか散策。

夏向けのブラウスがなんと1ユーロで出てたり、骨董品や本や、その他諸々。
私は、この1ユーロのブラウスとうっぐのズボンの膝に穴が空きそうだったのを思い出して、小さなアップリケを40セントで購入。

うっぐは、広場の中心にあるステージで何やら楽しそうに歌ったり踊ったり...
もちろん、しまじろうも一緒です


カテドラルの横を通り、


お土産屋さんの子豚さんたちに挨拶をして、


今回の目的の『白雪姫』のお城のモデルになったアルカサルを城壁の外から見れるスポットまで向かいます。
13世紀に建てられたサン・エステバン教会(Iglesia de San Esteban)の横を通り、


時々、地図で確認しながら、


城壁の外に出れるサンティアゴ門(Puerta de Santiago)を目指します。
だんだん、観光地と言うより一般の家らしき町並みになってきて、ようやくサンティアゴ門を発見。


門をくぐると...

坂道の先にお城が見えました!

城壁の周りには川が流れていて、その川の向こうには、昔のままの石造りの家が立ち並んでなんとものどかでタイムスリップしたみたい。


ここからは、アルカサルの全貌を眺めながら散歩です。


すると古~い小さな教会が。


そしてその庭には遊具があり、もちろんうっぐは一遊び。私達は休憩。


その庭の先に下に下りる階段があり、行ってみると広~い芝生があって、ここからのお城の眺めも抜群。


この開放感は本当に気持ちよかった!


更に先に、木の橋が見えたのでさっそく行ってみることに。


ここからの景色がまさに『白雪姫』のイメージそのものでした
森の中のお城...
ここでもこの森の木に葉がついてたら、お城は見えなかっただろうし、本当に来る度に違う印象を与えてくれんだろうな~

この後は約1時間半くらい森の中を散歩し、お城に戻っておやつタイム。


何がそんなに可笑しいのか、うっぐは、おおママといる時はいつも大笑い

一休みした後で前回は入らなかったお城の中を見ることに(4ユーロ/人、うっぐはタダ)。
調度何かドラマの撮影をしている最中で13世紀の時代の衣装をまとった人や、演出でスモッグも炊かれていてなんとなくリアルな感じ。
うっぐは、怖い、怖いモード


いい天気のお陰でステインドグラスの色が鮮やか。これにはうっぐも興味津々。

結構シンプルな外観からは想像できなかったけど、中は結構煌びやか。

ここからの景色も抜群。

さっき走り回った芝生だよ~とうっぐに話しかけるも、おんぶで寝てました...

そろそろバスの時間。ローマ水道橋を上から見るのがうっぐの定番のコース。
5分ちょっと私のおんぶで急速チャージした後は、張り切ってしっかりおおママを案内します。

セゴビアの路地はいつみても素敵。


前回は、見れなかったこの水道橋の影。

この日も充実した1日でした。
前回は神秘的なイメージの強かったセゴビアも今回は、隅々までじっくり味わえた。
このスペインでの短い滞在中に2度も訪れたセゴビアとポルト、ますます好きになりました!


(おまけ)
見えずらいけど、水道橋のそばにある子豚の丸焼きで有名な老舗レストランの風見時計を見てみたら、なんと子豚さんの形をしていました



ラ・マンチャ地方の風車の村へ (第2日目)

2011-02-28 17:28:18 | 旅行 -Spain-
2月27日(日)

朝、目が覚めるとなんと雨!!
前の日、あんなに天気良かったのに...今回は朝食は付いてなく、前の日にスーパーで買ったパンを部屋でのんびり頂く。
そうこうしてるうちに、雨はすっかり上がりお日様が顔を出してきた

部屋の窓をあけると風車の羽のイメージみたいな木製の枠がある。


11時過ぎにのんびりチェックアウト。
早速、風車を目指します。
何にもない住宅地を抜けると何にもない荒地にでる。
線路を越え、

ひたすら風車に向かって歩きます。

うっぐも頑張ります。


オリーブ畑と風車。
もうすぐ。


さすがに、「もう歩けないよ~!」とうっぐ。
久しぶりに抱っこ。


急な丘を登り、ようやく近づいてきました。


うっぐも最後の力を振り絞って登ります!


やっと着いた!
「お腹空いた~」とかばんの中をあさる。いい運動になったね。


朝のどんより雨がウソのよう...



しかし、風の強い事!
雲の動きが早くて、まぶしかったり、暗くなったり。その度に風車の表情が変わって面白い。
そして、ドン・キホーテが怪獣と勘違いをして襲い掛かったのも納得できる位の迫力。

しかし、うっぐは吹き飛ばされそう...
しっかり手を繋ぎ、風車の中で非難。




小麦粉を作りそれがパスタになるんだね。
うっぐは、「なんで?」「なんで?」と興味津々。

1基目は、風車の歴史や構造、機能についての展示。

隣の風車では、『ドン・キホーテ』の話の内容のパネルや、ラ・マンチャ地方の自然や生き物についての展示。

ここでも「なんでこの人プーシャに棒差してるの??」と「なんで、なんで」攻撃。

共に無料で入れて、大収穫。満足。

外に出ると相変わらずの強風。
空もどんどん、澄んでどんどん青さが増します...




でも景色が最高に気持ちいい~!360℃地平線!


美味しい空気をたくさん吸い、元気になったうっぐ。

「よし、renfeの駅に向かうぞ~」と言って元気よく歩き出す。

Alcazer de San Juanの町を通り、


renfeに乗ってマドリードへ。


最初から天気に恵まれ、スペインらしい風景に出会え、すっきりリフレッシュ。

週明けには、私の母が日本から遊びに来てくれます。
楽しみ~♪

ラ・マンチャ地方の風車の村へ (第1日目)

2011-02-28 15:11:20 | 旅行 -Spain-
2月26日(土)~27日(日)
今週末はスペインのイメージの一つでもある、「風車」を見ラマンチャ地方に一泊旅行。

広大な赤土の大地に広がるオリーブとブドウ畑。
青い空と白い風車。
『ドン・キホーテ』の舞台となったラ・マンチャ地方へ。

ガイドブックによると列車で唯一行ける風車のある村はCampo de Criptana(カンポ・デ・クリプターナ)。
但し列車の本数が少ない為、日帰りは難しいとの事。
ホテルを検索するが、いいのが見つからず。
隣町のAlcazer de San Juan(アルカサル・デ・サン・ホアン)に宿泊する事に。

ここまでは、往復Renfe(23.90ユーロ/人)。

マドリードのAtocha(アトーチャ)駅から約1時間半。
あっと言う間に広大な大地の中に点々と広がるオリーブの可愛い丸い木々。


11時過ぎにAlcazer de San Juanに到着。


駅前のアパートの入口もいい感じ。


町前のおもちゃ屋さんで寄り道しながら、


ホテルに向かいます。

一般の民家にも『ドン・キホーテ』の話のレリーフがあり、この町の人達がいかにこのキャラクターを誇りに思ってるのかが伝わってくる。

ホテルに到着。



昔は修道院か何かだったようなたたずまい。

部屋には、Welcome sweetsがあり、家から持って来た紅茶で一休みしてから、早速、Campo de Criptanaへ。
距離にして約8キロ。タクシーで向かいます。

村の中心地では調度マーケットが開催されていて賑やか。


お昼までまだ少し時間があるから、先に風車に向かって坂道をぐんぐん登っていく。
この地方の特徴は白い壁に青いアクセントの家々。
この日は、本当に天気が良く、真っ青な青空といい感じ。



村の中心から15分位歩いたところに急に風車が見えて来た!


ここの風車は荒れ果てた大地の丘の上、と言うより丘の上の村の一部って感じで賑やか。


うっぐは、石の間に力強く生えている小さいお花を見つけては、「ママのお誕生日プレゼント!」と持ってきてくれる。


久しぶりに最初から天気に恵まれ、澄み切った青い空!


この丘には、11基の風車があり、そのうちの1基にはインフォメーションセンターが、もう1基は、有料で中の見学ができる。

せっかくだけど、中は見学せずにこの丘の上でしばし休憩。

ここでも美味しいお茶が飲めました

そして、ほぼ満開のアーモンド。


ちょっと離れたところにもう何年も放置された風車の残骸を発見!
行ってみる。 

そのまんまで、登りたい放題。
うっぐも「なんでプーシャ壊れちゃったの??」(風車の事を「プーシャ」と言います...)と興味津々。

また丘を下り、

村で軽くランチを済ませ、プラプラ散歩しながら私達のホテルのある町に帰る為に駅に向かいます。

誰もいないスペイン広場のドン・キホーテ。


アパートの壁にも。


村の薬局の看板が23℃と指している。本当に暖かい。
これが夏だったら、本当に暑くて歩けないと思う...


駅の場所を村の人に聞いても知ってる人があまりいないのも納得。駅の周りには本当に何にもなく、あんまり使われていないみたい。落書きだらけ、もちろん無人。


電車が来ても自由に線路に下りれちゃうから、小さい子供がいると本当に目が離せない...


電車が来たのはもう19時。夕陽に浮かぶ丘の上の4基の風車。

あれが、私達が泊まる町の風車。

Alcazer de San Juanに着いた頃にはすっかり日も沈み、町もライトアップ。


良さそうなお店に入って夕食を済ませる。

店内の様子はうっぐが撮りました。

頑張って沢山歩いたうっぐには、ご褒美に車に乗ったアイス。

初日に見た風車は、「荒地にたたずむ」と言うイメージではなかった。
この町の風車はホテルから徒歩圏内にあると言うから、翌日は、この4基の風車に行く事に決めて眠りにつく...