Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

中国のハワイ・ハイナン島へ -1/5-

2011-10-13 13:14:57 | 旅行 -China-
...ネットの繋がりが悪くて、またしばらくアップできませんでした...

9月28日~10月2日、4泊5日の旅。
今回は"東洋のハワイ、中国のハワイ"と呼ばれている海南島(Hainan/ハイナン島)、日本ではまだまだ知名度が低い常夏のリゾートにチャレンジして来ました。

色々ハプニング続きの旅でした。
長く日記になってしまったけど、またしばらくお付合い頂けると嬉しいです。

事前にネットで情報収集すると『"東洋のハワイ・ハイナン島"には、一流ホテルが続々進出。大規模なリゾート開発が進み、世界的にも人気が高まっているリゾートアイランド』などと魅力的な紹介文が目につく。
写真も自然のままの澄み切った海と白砂のビーチがつづく、ゆったりとした雰囲気が伝わってくる

久しぶりのアジアンリゾート!
楽しみにしていたけど、実は10月いっぱいまでは雨期.
でも毎年の様に行っていたバリ島だって雨期でも晴れ間はあったし...なんて前向きに思うようにしていたけど、なんとタイミング悪すぎ!
フィリピンを大洪水にした大型台風がハイナン島を通過すると言うのだ...!

天気予報でも私達が行ってる間、見事にずーっと大雨と雷の大荒れ模様...
「澄み切った海、真っ白い砂浜」は無いね...
もしかしたらホテルに缶詰になるかも...なんて思いながら出発した。

上海から約3時間のフライト

今回使ったのは上海航空。
キッズに嬉しいパズルのプレゼント。

19時にハイナン島三亜(さんあ、Sanya)空港到着。
もわ~~~~~っ!!
ものすごい湿気!
雨は降ってないものの、まさに台風前のもわっとした感じ。

空港内の観光案内所で私達のホテルまでの行き方を訪ねようもの英語は全く通じません!漢字で書いたホテルの名前と住所を見せても言葉が分からないなら説明できません、みたいな感じで首を振られる...
「あれ?国際リゾートじゃないの?」
これがマドリードだと、言葉が通じなくてもあーだ、こーだって説明してくれるんだけどな~。

私達のホテルは幸いにも空港から近い所にあるはずだからタクシーで行こうと運転手さんにまた漢字のメモを見せると「50元」と言われ、あまりの高さに驚き値段の交渉したけど、ダメだったので、空港バスに乗る事にした。

一律15元って事だったので、大人2人で30元。高っ!
ホテル名をバスの運転手さんに告げてもらい何とかバスに乗込む。
ホテルまで約5分強。あっと言う間に到着。
タクシーに乗らなくて良かった~。
とホッとしながらホテルの受付に向かう。

実は、ここからがまた大変だった!!
恐らく一生忘れられないホテルのチェックインの時の出来事となった...

ホテルを予約したサイトの宿泊者の書込みに寄ると「4つ星ホテルらしくスタッフも英語が使えて良かった」「国際リゾートらしいスタッフ」等とあったからすっかり安心して、チェックインしようとすると、受付のスタッフ、誰一人英語ができない...。

ま、今までの西安、杭州でもホテルのチェックインの時も英語が全く通じなかったから、そこまでビックリしなかった。

でも今までと違ったのは、私達が中国語を話せないのを知って、一人のスタッフが舌打ちをした!
すっごく失礼!!
その後もチェックインの手続きを何とか続けていて、宿泊料金が前払いだと言う事も分かってクレジットカードを出したら、「現金じゃないの?」とまた舌打ちされた!
ホント感じ悪い~!
とっとと手続きを終わらせて早く食事に行こうと気持ちを抑え、「いくらか」訪ねると「1000元」と電卓に打ってきた。

「何????」

予約の段階で私達の宿泊費は、2泊で700元台だったのに、何故1000元???
こうゆう時言葉が通じないとどうにもならない。
そのスタッフに英語を話せるスタッフに電話してもらい、ようやく意味が分かった。
1000元はデポジットで、チェックアウトの時、実際の宿泊料金を差し引いて残りの金額を返金してくれるのだと言う。
しかもこのホテルは、大型ホテルだから、15%の税金+サービス料もとると言うのだ!
こんな感じの悪い待遇を受け、サービス料なんて払いたくないと思ったけど仕方が無い。

1000元払う事に。

すると今度は、クレジットカードリーダーが壊れているのか、クレジットカードが使えない!ATMはないかと訪ねると「あっちにある」とあごで言われ、ベルボーイに案内された(ホント感じ悪いスタッフ!)。

すると隣の更に大きなホテルまで連れて行かれ、その一番奥の棟にATMがあった。
無事に現金を引出し、受付に戻ってやっとチェックインの手続き完了。
チェックインに1時間以上もかかるなんて!!

案内された部屋は、プールビューで最近リフォームされたばかりの広々とした清潔なお部屋。
とりあえず良かった。

荷物を置いて早速夕食。
確か周りは大型ホテルだけだったような...
ベルボーイに食べる所はないかと尋ね、車で5分位行った所にシーフード屋台みたいな所に連れて行ってくれた。

水槽にいる魚や貝類を買って、その場で料理してもらうお店だ。
水槽の衛生面や目の前で選ばれた魚を網で救って、そのまま、地面のコンクリートに叩いて締めてるのを見て唖然...
ゴタゴタの後だったし、味の冒険をする気力が残ってなかったので、無難に、チャーハンと焼きそばと野菜の炒め物を注文。


とりあえず、ハイナンビール。

実は、メニューは中国語とロシア語のみ。
ハイナン島は、中国人とロシア人のリゾートだって事が分かってくる。

↓これ、前にもローカルな食堂で出てきたけど、お皿と湯のみとレンゲが消毒され一まとめになってるものです。

衛生面が気になる中国ならではのものです!
これだと安心してお皿が使えます。
こうなっていないと、私はやっぱり日本から持って来た除菌ウェットティッシュでお皿拭いてますから...

うっぐが、他のテーブルに置いてある椰子の実を見て「あれ、なぁ~に?」と。
「ココナッツジュースだよ、飲んでみる?美味しいよ。」
「うん、飲んでみる。」と注文。
1つ10元。
どうやらお店にココナッツ屋さんが売りに来ていて直接その人に払うシステム。

うっぐ、恐る恐る飲んでみる。

「どお?」

「お水にちょっと味があるだけ...」
どうやらお気に召さなかったみたい...。

確かにそんなに美味しくなかった...。
私と夫が以前バリ島で飲んだココナッツは美味しかったんだけどな...

タクシーに乗って、ホテルまで戻る(8元)。
ポツポツと雨が降ってきた...
低気圧が近づいて来ると頭痛がする私は、久しぶりに頭がグワングワン鳴っている。
台風だ...


(つづく...)

普通の一日

2011-10-07 00:47:43 | 日記 -China-
9月25日(日)

こっちに来て色んな事がありすぎた1ヶ月目が終わろうとしてる頃、やっと普通の日常が過ごせるようになって来た(ホッ)。
もちろん言葉は全く分からないままなので、世の中とは隔離されてますが...

それから、うっぐとの殆ど24時間ベッタリ2人きりの生活も1年が経ちました。
初めての人に会う時など警戒心が強くなったりしてるけど、何でも楽しいと言ってくれるうっぐには、本当に助かっています

本当なら幼稚園や保育園等に通って、毎日お友達と思いっきり遊んでる年頃なのに、そんな大切な時期を母親と二人きりで過ごしてていいのだろうか...と悩みは尽きないけど、今できる事をするしかないので、できる限りの事はしてあげたいと思ってる。

午前中は一通り家事を済ませ、うっぐとひらがなの練習をしたり、日本で私のおばからプレゼントされた新幹線のトランプで遊んだり(「7並べ」が以外にも数やグループ分けの練習になったりする)、家の中で過ごす事が多い。


そして午後は、中心地に行って買物。
マンションに付いている冷蔵庫がホテル使用の小さいやつでしかも冷凍コーナーは壊れていて、冷蔵庫も怪しい...扉がちゃんと閉まらない
なので毎日買物に出かけないとならない。

今までは暑過ぎて歩く気にもならなかったマンション裏からの運河沿いの遊歩道だったけど、最近ようやく涼しくなって来たのでこの日は歩いて中心地まで行って見る事に。

歩きながら「なんだか馴染みがあるな~。この感じ。」
よく考えてみると日本のマンションの前も運河沿いに遊歩道があって、ショッピングセンターまでよく歩いて行っていた。
ちょっと規模は大きいけど、同じだ~。

途中で休憩しながらのんびり向かいます。
いい運動かな。
夫は、毎日ここをジョギングしてるけど私達はこの時が初めてだった。

うっぐには、丁度いいかも。
なんせ、思いっきり遊べる公園がないからな...上海。
芝生があってもほぼ立ち入り禁止だし
上海での滞在が長かったらここでキックボードや自転車の練習も出来るのにな~。

これは、うっぐが気に入ってるほんのり甘いジャスミンティー。

暑いからほんのり甘いのが調度いい。

この橋なんか「天王洲アイルのところの橋みたいだね~」とうっぐと言いながらひたすら遊歩道を歩いて行きます。


あっと言う間に(って行っても40分位は歩いたかな?)中心地へ。
買物を済ませ、いつもはそのまま帰るけど、この日は、観光スポットでもある「濱江大道」へ。
向岸の外灘(ワイタン)エリアが見渡せる公園へ。

ここでアイスクリームを食べ、帰路へ。

帰りは、バスを使います。
ここから家の前まで2駅目(2元)。
しかも連結バスです!

実はうっぐ、上海に来てからしまじろうを連れて歩くのは卒業しました
その代わりにいつも持ち歩いているのが、うっぐのハトコから譲ってもらった連結バスのミニカー。
今ではすっかりバスのファンに。

それからもう一つ。
実は、マンションのすぐ裏から河の対岸へ渡るフェリー乗り場がある。
観光用ではなく、市民の足となってる全く飾りっ毛の無いフェリーだ。
来た当初、一度乗った事がある。
片道0.5元!二人で1元(12円)だ!
座る場所もなく、殆どがスクーターやバイク。

着岸と同時に一斉に走り出すバイク...

5分と乗っていなかったけど、やっぱり水の上は気持ちがいい~。


ひたすらローカル色漂う街を歩き(華やかな上海市内とはかけ離れた雰囲気だった...)、まだ建設中の建物の敷地内を歩いた。

上海にはあちらこちらに建設中の大型建設物がある。
これからもどんどん華やかになっていくんだろうな~。

そこから1856年にイギリス人によってかけられた「外白渡橋」を渡り、


黄浦公園に出た。

古い西洋の建物が並び、レトロ上海を演出してます。

ここから見る浦東は、やっぱりオモチャ見たいに未来的。

うっぐも変なポーズをし出す...

これから残りの1ヶ月は、少しずつ上海市内をご紹介できればなと思ってます~。

上海海洋水族館へ

2011-10-06 00:01:35 | 日記 -China-
9月22日(木)

夫のビザ更新の件でバタバタしていてうっぐをどこにも連れて行ってあげれてなかったので、この日は、うっぐがずーっと行きたいと言っていた上海海洋水族館へ二人で行ってきました。


上海海洋水族館
プドン地区
上海市浦东新区陆家嘴环路1388号
地下鉄: 陆家嘴
入場料:大人135元、子供(100cm~140cm)は、90元。

うっぐの分も払うのか...と思うと気が重かったけど、なんとか無料で通過、おまけに何故だか私も94元と言われ、ラッキー!
でもなんでだろう?
割引デーだったのか、それとも閉館まで3時間切っていたから?
未だに分からない...まっ、いいか

中に入り、いきなりエスカレータで2Fへ。

館内は、中国ゾーン、南アメリカゾーン、アフリカゾーン、オーストラリアゾーン等地域別に分かれていて、とっても分かり易い。


南アメリカゾーンの演出が『インディー・ジョーンズ』みたい。

頭が三角の形をした亀にうっぐ釘付け!

巨大な魚の海中トンネルは、ちょっと怖かったみたい~


ここは、オーストラリアゾーン。

海中に下りていくエスカレータを降りていくと...

のこぎりザメのお出迎え!

変な顔~~

その後も色んなゾーンで色んな演出。
水槽を上から見れるのが面白い。


南極ゾーンでは、演出の方が立派。

本物はこれだけ。


ここは珊瑚の海。


癒しのくらげコーナー。


その他にも深海コーナーがあって、沈没した船があったり、なかなか頑張ってます。


そしていよいよこの水族館のクライマックス、世界最長の海中トンネルへ。
なんと155mもあるとの事!
動く歩道に乗って、うっぐもワクワク、ドキドキ~。

回遊魚の渦の下をくぐった時はさすがに迫力がありました。


『ジョーズ』の口の中をくぐると、サメ、エイと亀の海。


これだけ海中トンネルを行くと私も昔色んな海で潜ったのを思い出した~。
いつかうっぐと一緒に綺麗な海を潜りたいな~。

十分、海中トンネルを楽しんだ後は、そのままエスカレータでお土産屋さんに連れて行かれ、あっと言う間に現実の世界へ連れ戻されます。

旅行や手続きでバタバタしていた日々が続いていたから、久しぶりにうっぐのペースで過ごす事が出来て良かった!
うっぐも私も大満足でした

諸手続き...!

2011-10-05 21:41:31 | 日記 -China-
杭州で、まったりのんびり過ごした後は、またまた一過ぎ縄では行かない中国にやられた1週間でした...

9月19日の週は、夫のシングルビザをマルチビザに変更する手続きに、学校、公安、不動産会社&大家に振り回される、振り回される...

日本国籍の場合、中国のビザは15日以内の観光であれば必要ないが、私達は、それ以上6ヶ月以内のLビザと言うので入ってきている。
夫は、留学先の学校からの招待状(JW202)があるからそれをもって日本の中国大使館で直接申請。

招待状などない私とうっぐは、日本国籍の為、中国大使館でビザを発行できず大使館が推進する代理店を通して申請していた。
その時にシングル入国のビザか、何度でも出入国のできるマルチビザが選べた。もちろん料金も違うので私達は、シングルビザ。
申請してから3日ですんなりビザをゲット。

だけど夫の場合は違った。
夫の中国滞在は、8月末~12月末までの4ヶ月間。
その間に、就職活動の為にシンガポールや日本、そして12月のマドリードの学校の卒業式に出席する為に最低でも3回は中国を出ないとならないのに、シングルビザしか発行してもらえなかった。
日本の中国大使館の話に寄ると、一旦中国に入ってから変更するのだと言う。

そして、その変更手続きの為に警察の人が学校に来ると言うので、必要書類を持って学校へ行ったのが19日(月)。

ところが全然必要書類が足りない事が判明
全て、不動産関係の書類!

急いで、例の1回でつながったことの無い電話番号に電話してみる。
つながるわけもない...
それ以外のメール、不動産会社のメッセージボード等あらゆる手段を使って連絡する。

やっと電話がつながっても全く英語が通じない!
先方も終いには中国語で何か言ってきて電話を切ってしまう始末

そんな調子なので警察が学校に来てる日には手続きができず、結局、翌日から毎日の様に地元の警察、出入国管理局に入ったり来たり

夫がマルチビザを取れないとなると私達は本当に困るので、負けずに、もし以下の書類を揃えられないなら、今週末にはここを出て行く!そしてお金も返してもらいます!と強気のメールを書いたりした

すると英語をスラスラ話すスタッフから連絡が入った。
ここに初めて来た日、チェックインの時に話した人らしき人!
話を聞いてみるとこの日とは、上海支店ではなく北京支店の人らしい。

この人の話に寄ると大家がここに必要書類を持って来て一緒に警察に入ってくれると言う。英語を話せないけど、何かあったらその人の電話番号をもらったので、一安心。

すると来たのは、初日にあった中国語しか話せない人だった。
あ、この人は、不動産会社の人ではなく、大家さん関係の人だったんだ、と初めて知る。

まず、必要書類を見せてもらうと、一つがどうも違う。
でもその人は、「It's OK! It's OK!」と言い張るので、心配だったけどその書類を持って、夫と大家さんは警察に向かった。

ところがやっぱり違ったみたいで、結局翌日も出直し
この時点でもう木曜日。

4日目にしてやっとマルチビザを申請が受理された。
ただし、パスポートは預けたまま。1週間後にまた受取に行く。

この週に限って夫は、朝7時半に家を出て夜は、22時帰宅と言う超ハードなスケジュールの中、手続きに追われ...

重なる時は重なるもんだ...

ただ、この騒動の中でこの不動産会社の英語を話せるスタッフの直通の連絡先をもらえたのがせめてもの救い。
何かあったら何でも聞いて下さいとフォローアップまでしてくれたから一安心。
日本だったら当たり前のサービスが、涙が出てくる程嬉しい

諸手続きはどこの国に行っても大変だけど、本当に気疲れした1週間だった...
もうクタクタ

もうこれ以上ゴタゴタは起こりませんように~。
もう大丈夫かな~



不動産契約書以外に必要だった書類:
1. Resisdence certificate of property management / 物件居住証明
2. A copy of Landslord's ID card or passport / 产权人身份证或护照的復印件
3. A copy of Shanghai Certificate of Real Estate Onwership / 上海产权证復印件
4. Security License / 房屋租賃治安責任