冬桃ブログ

カンボジアの旅 その1

 11月20日。歩くとジンジン足にまで響く腰痛を抱えたまま、
12時55分発の大韓航空機で出発。ソウルの仁川空港で乗り換えて
22時15分(現地時間・時差二時間)、カンボジアのシェムリアップに到着。
 ホテルへ向かうバスで、通訳さんが「カンボジアは電気、暗いです。
節電じゃなく、足りないんです。タイから高いお金出して買ってます。
 日本の60年前だと思って下さい。アンコール・ワットなど、お金に
なるところはほとんど外国資本が入って儲けています。カンボジアは
まだまだたいへんです」と、いきなり厳しい現状を解説。

 しかし私達は設備の整ったホテルへ。
 なんだかんだでもう翌日になっている。朝は8時起床、夜は1時就寝と
私はわりあい規則正しい生活をしている。日本時間になおすともう眠っている時間。
 荷物の整理もそこそこに、シャワーを浴びてベッドへ。

 翌日は快晴。(その後もずっと快晴)8時半にホテルを出発して
さっそくアンコール・ワットへ。
 この遺跡はあまりにも有名なので、ここでいろいろ書かなくても
よそでもっと詳しく正確な解説を見つけていただけると思う。
 写真も是非、他のサイトや本で美しいものを見ていただきたい。
 さらっと解説すると、建てられたのは12世紀の前半。日本でいえば平安時代。
 アンコール・ワットとはクメール語で「寺院の都」という意味。
 五基の塔堂は世界の中心にある須弥山、周壁はヒマラヤの霊峰、そして
周囲を囲む堀は無限の大海と、クメールの宇宙観を表しているという。

 まずは入り口で40ドル払い、写真を撮られ、その写真を印刷した
入場券をもらってから入る。なぜ写真まで必要なのかよくわからないが
なかなか厳しい。ツアーの一人はこの入場券をホテルに忘れてきたため、
午後からのアンコール・トムに入れなかった。
 また塔の上に登るとき、斉藤とも子さんはノースリーブを着ていたため
そこで足止めされた。大きなショールをまとい、腕なんか見えない状態
だったにもかかわらず。

 まずは長い参道を歩く。やっぱり暑い。汗がじわじわと服を濡らしていく。


 お堀で藻を採る舟。


 解説してくださったのは上智大学アンコール遺跡国際調査団の地元研究員、ブティーさん。
 その横にいる白いシャツの男性は、全行程でついてくださった通訳のナムさん。
 日本語はじつに達者で冗談が大好き。知識も豊富で優秀な通訳さんだった。
 旅行会社の人によると、数年前まで通訳らしい通訳がいなかったそうだ。
 ポル・ポト政権が知識人を虐殺しまくった後遺症だという。


 おなじみの風景。


 木陰でハンモックを吊って憩う人も。


 高い階段。落ちて怪我をする人が続出したため、ここは上り下り禁止。


 しかし上がれるところもある。非常に急な階段で、上がるのはいいが下りるときは
手すりにしっかりつかまり、下を見ないようにしないと怖い。


 高いところからの景色。遙か向こうに見えるようなジャングルに、ここも長いこと隠されていたのだろう。


 お祈りをする人。


 このあと、続けてアンコール・トムに行く予定だったが、一行は中高年がほとんど。
 添乗員のO氏はベテランらしく、様子を見てスケジュールをさっと切り替えてくれた。
 昼食のあと、希望者は町中のアロマ・マッサージへ。
 そのあとで、アンコール・トム。
 もちろん私はマッサージへ行った。バラだのラベンダーだのといった香油を
自分で選べる。一時間で20ドル+チップ2ドル。
 ああ、生き返った!
 
 
 
 
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