メイ首相がEU離脱に失敗し、保守党党首の辞任を表明して以来、後任選びが
注目されるだけで、既に過去の人ともいえた。
勿論、先のG20では姿を見たが・・・
それが、最後のスピーチをするという。
昨日のブログにも書いたが、EU離脱のそもそものスタートから側近の反対を押し切って
EUのルールに従った離脱を目指していたことが明らかになったばかりだった。
目的ははっきりしないが、政治の現状を報告するというようなものらしかった。
しかしながら、引継ではなく、失敗とされ、新しい出発をするというこの段階で
何をいうのだろうかと疑問に思った。
英語はよくわからなかったが、要は目的は自己正当化だとすぐに気づいた。
そして後任とされているジョンソン氏批判だった。
こういう会見を開くこと自体説得力を欠くようだが、現職の強みかなと思った。
今日、カーディアンのウエブサイトで取り上げていた。ここ
私の感想は間違いではなかったようだ。
それにしても、世界を見渡せば女性のトップは多くなった。
メイ首相だけは、おしゃれをしているのかもしれないが、全体として違和感を
ぎこちなさをいつも感じていた。
外観にあらわれるのだろうか?
そんなことを考えていると、そういえば、今抱えている事件の相手方当事者は
一切妥協をしない、にもかかわらず妥協しないのはこちらだと主張し続けている。
どうも本気でそう思っているふうだ。
EUに行って拒否され、英国に戻って何度も議会に諮って、またEUで拒否され
英国内でも拒否され、辞任に追い込まれた。それにもかかわらず、自己の正当性を
主張するために性懲りもなく最後のスピーチをする。
そんなメイ首相の姿と重なった。
・・・・・
でも、何でということが明確になれば、即ち、問題が内容でなく、その本人自身
だとわかれば、解決の仕方も決まってくる。
政治の世界では、首を挿げ替えるだけ。
裁判の世界では、ルールに従って淡々と進めるだけ。
・・・・・
遠い英国の一見何の関係もなさそうに見えることも、いやいやすべては身近な
ことと関りがあるのである。