こんにちは! 寄居町商工会の杉山です!
商工会は、今年で50年。 商工会法施行50周年です。 今年度の商工会全国統一スローガンは「商工会は行きます。聞きます。提案します。」~会員満足向上運動~です。
私も商工会が生き残っていくには、それしかないと考えています。 会員企業を中心とした中小・小規模企業へ訪問をして、ニーズを把握して、迅速に対応していく。 ただそれだけのことを実行していけばいいと思います。
しかし、それだけのことが出来ない。 なぜか?
もちろん実践している商工会もあると思います。 しかし、寄居町商工会を含めて実践できていない商工会が多いのも事実でしょう。
寄居町商工会では、来週総代会がありますが、今年度の目標は基本に立ち返ることです。 まさに「商工会は行きます。聞きます。提案します。」です。
しかし、簡単だと思われるこのことの実践が難しい。 なぜか?
今後、数回にわけて、商工会の問題点をひとつひとつ考えていきたいと思います。 大きな事項から、とても小さな事項まで。
私は商工会の存在は大きいものであると考えます。 地域密着で、かつ全国組織。 ビジョンとシステムを整備して、統一していけば欠かすことの出来ない存在となると思っています。 しかし、生かしきれていないのが現状でしょう。 改革が必要なのです。
これから述べていくことは、あくまでも私個人的な見解ですので、認識不足や間違っているところが多くあると思います。 その時はぜひご意見ください。 修正をしていきます。
そして、あくまで私個人的な見解ですので、休日的な話題として綴っていきたいと思います。 気軽にお付き合いください。
▲商工会は行きます。聞きます。提案します。
~会員満足向上運動~
第1回目は「商工会とは何屋」なのか?
このテーマは以前にも何度か書いてきましたが、いったい何屋なのか。 外部は当然でありますが、内部、商工会当事者も良く理解していないのではないかと思います。
実は私も良くは理解していない。 理解していないというより、方向性が分かりにくい。 金融屋、税務屋、労務屋、イベント屋、事務屋、観光屋、企画立案屋・・・・運転手もすれば、司会もするし、農作業もすれば、土木工事もする。 そして経営相談も受ける。 受けれる? 結局は何でも屋です。 それでもって何屋なのか?
それも全てが中途半端。 金融屋としては資金繰り表すら、まともに作成できない。 税務、労務においても。 一人が全て出来なくても、商工会にはある程度の知識を持った人間がいるべき。 もっとも重視すべき経営改善普及事業(金融、税務、労務など)ができていない・・・・
この原因としては、商工会としての統一した方向性が乏しいからだと思います。 ある程度の地域性はあるにしても、日本のどこでも経済インフラとして商工会が統一した能力を発揮できなくては。
関係機関にも問題があるでしょう。 商工会の業務を把握していないところがあります。 これまでも商工会にこの仕事を? という仕事が降りてきていました。 間接的に商工業者の利益が発生する。といった言い分で。
現在、商工会は人員が減少されています。 埼玉県北部は、もともと少人数の商工会が多い。 そこで給与計算などの総務も行っています。 人員不足は否めません。 融資の相談を受けながら、祭りの準備、そしてトイレ掃除と事務所の周りの草むしり。 そして観光屋まで。
スクラップ&ビルドが必要です。 捨てるものも必要なのです。 ぜひ捨てる勇気を持ちましょう。 本当に中小・小規模企業に必要なのか?を検証して、必要性の低いものは捨てていきましょう。 そうしないと商工会の存在意義が薄れます。 商工会が何屋なのかが薄れます。
商工会は経営者の身近な経営相談屋&取次ぎ屋。 と私は考えます。 相談を受けるにはある程度の知識が必要です。 が、専門家である必要はありません。 取次ぎを行うのです。 そのためには経営者のみなさんとの良好な関係を築く必要があります。 それには決め細やかな訪問です。 「商工会は行きます。聞きます。提案します。」です。
繰り返しますが、これは私個人の見解です。 ご意見は akinori@yorii.or.jp へお願いします。
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