陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

アニメ「輪るピングドラム」第十四話

2011-10-14 | テレビドラマ・アニメ
いきなりタカラヅカ風ではじまってしまうアニメ「輪るピングドラム」
毎回脈絡もないはじまり方してますよね。このミュージカルパートが来るたびに、うんざりしちゃうのですが、今回はすんごい展開が待ってました。幾原監督、抜け目ないわ…(笑)
サブタイは「嘘つき姫」

のっけから時籠ゆりさんの寝室で…ええっと、そういうことなんですか?
亭主のいない間にそういうことなんですか?!
ファビュラスを入手したってどういうことなのか。やっぱり、この人、なにか絡んでくるのかな、と思ったら…。前回の女神様っぽいワンカット(眞悧が陽毱を蘇生させた後)の声が能登さんだったんですけど。

さて、晶馬につれなくされてしまった荻野目苹果ちゃん。
晶馬くんはいまだ苹果の姉を死なせたのは自分の家族の責任であることを悩んでいます。
苹果のほうは、もう桃果にこだわらない生き方を踏み出そうとしていたのに、これじゃあ浮かばれない。急にしおらしくなってかわゆいですけどね。
傷心の苹果を温泉旅行へと誘ったのは、暁生カーならぬ紅い車を走らせるゆりさんでした。

女同士温泉旅行としゃれこんだふたり。
ゆりさんは、なんと、苹果の姉・桃果を知っており、しかも初恋の人らしい。多蕗先生とは初恋の人をめぐってつながっていたのかな。そして、睡眠薬で眠らせた苹果に…えええええッ?!なところで次回続く。ああ、さすがに「ヤミと帽子の旅人」の能登さんです。苹果ちゃんがもはや志摩子に襲われてる乃梨子にしか見えなくなってしまいました。どうしてくれる。

桃果の日記の半分を奪ったバイクのライダーは、実はゆりさん。
その日記に書かれていることを実行しようとする、ってどういうことなんでしょう。日記に記されていた想い人は、実はゆりだったのに、苹果がかってに多蕗と勘違いしてただけ? 晶馬くんにこころが傾きかけた苹果は、またしても桃果の亡霊に囚われてしまうのでしょうか。でも、時代劇みたいに、いいところで邪魔が入りそう(笑)

そして、日記の半分を奪還する決意をかためるスナイパー、夏目真砂子。
彼女はやはり冠葉兄さんのことを憎からず想っているようなのですが。陽毱のワクチン代を捻出するために、兄貴が接触していた黒づくめの男たち、やはり、裏稼業の人なのか、それとも両親とのつながりであのテロ組織なのか。

序盤の三角関係がだらけていましたけど、ここにきて、加速度的に超展開ですね。
そして、ドクター眞悧はなにを目論んでおるのやら。いまでも親友のことを思っている陽毱ちゃんは微笑ましいですが、あの女王様モードがないとなんだか寂しくなってきました。女子の友情はこじれると回復が難しいのですよね。EDは夢、なのかな。

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