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夏のつよい朝陽を浴びるのが気持ちがいいですね。やはり夏の散歩は朝か夜かに限ります。
先日、介護施設の事務職として勤務されていた方のお話をうかがいました。
高度高齢化社会にそなえて一時期、かなりデイケアサービスがもてはやされ、ヘルパーの資格取得がすすめれていました。子育てをはなれた、もしくは親の介護体験がある主婦などが、再就職先をもとめて資格取得にはげむケースがめだったようです。
私がむかし務めていた職場でも、パートの中年女性でヘルパーの資格取得のために勉強している方がいました。しかし、講習会などに参加するたびに休まれるので、いっしょに仕事をしていた私への負担がかかりたいへんでした。(いまさら愚痴ってすみません)けっきょく、その方がちゃんと資格をとられて就職なさったのかはわからないのですが。
花形職業ともてはやされているようにみえて、かなりの重労働です。
ブームに乗じてコンビニのフランチャイズのように開業したものの、経営が思わしくなく、やむなく廃業に追いこまれてしまう事業主もおられるのだとか。
元事務職の方の証言によれば、ヘルパーというのはいっけん時給が高くていいように見える。が、訪問介護のばあい、じっさいは移動時間などは時給にふくまれない。また契約以外の雑事(極端な場合、注射を打つなど看護婦のような仕事まで)もさせられてしまい、割にあわない仕事なのだそうです。
実労働時間をかんがえると時給単価が大幅にさがる職種といえば、予習に時間のかかる塾講師、家庭教師もしくは教授、教師職(週何コマしか働くなくていいからラクだという声が聞かれますが、無駄な会議の連続や、学生指導、部活動顧問活動など、意外に多忙。非常勤講師はいっけん体裁がよく思えますが、それだけで生活できず、コンビニのバイトなど副業されている方すらいます)だってそうでしょう。いや、そもそもサービス残業や日々勉強や情報収集があたりまえの業種で月給取りの身分ならば、時給にすればコンビニ以下で仕事をしているといえます。
そして、女性にとっていちばんの重労働といえば、主婦業でしょう。年中休みなしのアンペイドワークなんですから。
もちろん、作業の無駄をなくして効率よく働けば残業はなくて済むし、一時間あたりの成果もアップします。しかし、ひとへの善意でなりたつのが、ビジネス社会の契約でもありますから、多少は不本意でもやらなきゃいけないこともありますよね。
自分が能率よく仕事をすすめるとともに、その生み出したものがひと様にとっては、ありがたいものであるようにしたい。
誰かのこころを温める労働はうつくしい。
誰かのよろこぶ顔がみたいからといって、自分だけが苦しく嫌な思いをしていてはいけない。自分がそれに従事するのが生涯の喜びであり、かつたずさわったことがお客さまたちの満足のいくものであるように。