陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

いつも明窓浄机でお願いします

2018-02-25 | 自然・暮らし・天候・行事
今回は私生活まる出しの日記ですが、不満たらたら記事です。
お読みになっても、役立つことは、書かれてありません。あしからず。

昨日の記事にも書きましたが、数週間前からの不測の事態により、急きょ、我が家をリフォームせねばならず。そのため、目下、生活圏から断捨離続行中です。

今でもあの番組あるのかわかりませんが、テレビ朝日系列の日曜夜の看板番組「劇的ビフォーアフター」。あれに登場するお宅は極端にいびつな設計だったり、荷物が多すぎたりしますよね。うちもあれほどではないのですが、とにかく荷物が多い。靴だなや食器棚、クローゼットなどの開きの前に置いて壁になってしまっていて、収納スペースの意味がありません。

これをやらかしたのは、私の家族。
いくら改善してといっても聞かないので、しょっちゅう内戦状態です。買い物袋に放り込んだまま積み上げ見えなくなるから、在庫が分からなくって、また買い込む。その繰り返しでした。捨てようとしたら、ごみ袋から拾って戻すし、ほんとうに呆れます。

不要なモノで多いのは、贈答品の箱や容器など。
収納として使えるからと保管されるのですが、プラスティックといえど、数年そのままにしておけば劣化してきます。瓶などもそうですね。床にものがあると引っかけて危ないし、地震のときに散らかったら命とりにもなります。さらに玄関先や階段に鉢植えを並べられるのでうんざりします。シロアリが寄ってくるのに。

あと、私もよくやるのですが、メモ用紙。
色付きのチラシや封筒、包装紙などの裏紙を切って束ねておいてしまう。けれど、あんがい溜まっていても使わないんです。しかも、下手にメモすると、捨てられなくなる。これ、ほんとうに悪い癖です。

新聞の切り抜きなどもためておくけれど、けっきょく見返さなかったりします。
書籍もそうですが、文字や絵があるものをとっておきたくなる。とくにブログ始めてから、記事ネタになりそうだなと思ったら保管してしまう癖がついたのがよくなかったですね。

会社の机でも、普段のこの癖が抜けなくて、ついつい反故の紙を引き出しに溜めてしまったりします。メモ帳は別に買ってあるんですけれど、使いやすいんですよね。

私に責任が介在しない不用品のうちで大きなものは、結婚祝いとか快気祝い、もしくは銀行などの景品として貰ってであろう「歴代の」贈答品の数々。洗剤や毛布、シーツなどはまあ使えるからいいとして。困るのは食器類。個人の好みもあるし、デザインが悪かったりもします。

あと、よくありがちなのが、習い事。
私の場合は通販の英語のヒアリングの教材がゆういつの無駄。ピアノを習わせていて、せがまれて狭い室内にピアノやエレクトーンを購入したとたん、子どものやる気が失せて、不良債権になったというのもよく聞く話です。通いで先生に教われば楽しいだけで、自分のプライベート圏内にあると、つねに練習しなきゃ、という義務感に追われて苦しくなるからではないでしょうか。

今の若い方は生まれた時から不景気時代だったので、所有欲がないとよく言われます。
しかし、モノをあまりにも持ちすぎるのは考えものです。長寿化社会とはいえ単身世帯が多くなってきますし、片付けするにも、身近な家族には頼めない。高級なモノを持ち歩くより、おうちで友だちとホームパーティーするなどの記念づくりのほうが好きだから、部屋も広くするためにモノを置かない。私からすると、これは、今後正しい生き方です。私より上の年代は、家電を捨てるにしても法律違反を問われなかったし、分別もうるさくなかったんです。高度経済成長期もしくはイケイケドンの時期を知っていったりすると、ほんと物欲がひどくてどうしようもないですよね。モノが多いのが、ステータスだと思っている。

なぜ、こんなに愚痴をこぼしているかといえば。
私は数年前に親族の家の断捨離をして、ごみ処理センターまで、軽トラックで数十回往復するようなレベルの断捨離を行ったことがあり、いまもまた、そのときの鬱屈した片付け気分で過ごさねばならないと思うからです。自分が増やしたものでもないものの後始末をさせられるのって嫌ですよね。いちいち捨てていいかとお伺いをたてねばならず、作業が進まないし、ぜったいにモノが減らないんです。家が広いからまだまだ置けるとか、よそのお宅はもっと汚れているとか、よけいなアドバイスをする人もいるので、慢心してしまう。

自分が飼い主でもないペットを世話させられ、その死後の後始末まで任されて、本人はといえば旅行などで遊び放題だったり。不要な服を実家に残したまま嫁いで、たまに話したと思ったら用事を押し付けることしかしない身内とか。ほんとうにうんざりします。人間もそうですが、亡くなったペットのまで遺品なので残しておいてと言われた日にはむかつきます。いま、一緒に生きてる人間の暮らしが充実する方が大事じゃないのかよ、と。

私が必死になって働いて生活費を送っているのに、家の維持費や税金までこちらがすべて負担しているのに。ぬけぬけと頼んでもいないものを買いためて、その始末を私にさせる。ほんとうに腹が立ちます。片付けの時間がなかったら、仕事の用意や資格の勉強や他にもできることがあるのに。

机の上がいつのまにか不要な書類などで散らかし放題の人は、ぜったいに仕事ができません。話をすればわかります。論点が定まらず、何が言いたいか、わからないので。会社でもに塀みたいに書類の山でバリケード築いて、わざわざ自分から可動域を狭めている人がいるんですが。渡した書類の提出期限を守らなかったり、失くしたので再プリントしてと言われることが多いです。

ともかく、部屋も、机も、つねにきれいなほうがいいですよね。
いつになく本を多めに払い出して、広くなった部屋にかなり満足しています。私は絶対に死後に自分の荷物はすべて捨ててくれるように頼みますね。現在でも、飽きたら、さっさと捨てますから。

私の趣味は読書なのですが、ほとんど借りて済ますことも多い、この趣味でよかったと思いました。ウェアとか道具にこったりするアウトドアだったら、家の中がもっと大変だったでしょうね。

★片付け上手は生き上手(目次)★
不器用だから、片付けられない。そんな自分でも、ちょっとずつ。2012年ごろから手掛けている実家、我が家の断捨離の記録です。めざせ、シンプル・イズ・ベストなミニマルライフ。



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