ネット上のニュースで、「新聞離れが進む」という記事を知りました。
大手新聞社の購読者数が大幅に減少しているようです。私は数年前から読売新聞の購読者ですが、その前は悪名高い朝日でした。朝日はやたらとフェムニズムどうたらうるさい、朝鮮国に関する記事が目についてうんざりしたので、乗り換えた覚えがあります。
どの新聞をとるかは個人の自由です。
新聞によっては思想が反映されている。安倍政権がキライなひとは、やはり朝日新聞読者が多かったのでしょう。失礼ながら政治的見解が偏っているなという印象をうけます。
私は読売の購読者になって数年。
以前は家族と折半でしたが、現在は私が年間購読料を負担しています。個人事業上の経費にできるからです。
しかし、かつて独り暮らしで借り住まいの時は。
新聞を購読してはいませんでした。学生時代の大学寮でも、共同キッチンにある新聞は奪い合うようにみんな読んでいましたね。テレビも各部屋にはなかったので。当時はまだ研究室にいかねばインターネットもできず、情報に飢えていました。
生まれながらスマホがあり、ネットは動画で観るのがあたりまえ。
そんな時代に生まれたらばたしかに、新聞なんて要らないやと考えるのもむべなるかな。
我が家が新聞を購読するのも、チラシ目当てといえなくもありません。
あと毎朝の楽しみとして。読売新聞は医療系や年金・保険などの特集がなかなか充実しているので重宝しています。でも、最近はネット上で専門家が開いたサイトのほうが詳しいかなと思ったり。
新聞は苦学生をも救っています。
新聞配達の奨学生になることで、大学に通える子もいる。私の同級生にもいました。大学受験前に父が癌で発病したので経済的に頼れなかった私は、なんとか奨学金や授業料減免などのおかげで進学できましたが、新聞奨学生になっていたのかもしれません。
昨年の10%の課税対象にならなかったので、新聞が憎いという声もあります。
それはともかく、新聞は値上がり続きのわりには、10年前と比して内容が薄すぎます。一枚下手すると見開きの広告ばかり。
以前は日曜の書評欄が楽しみでしたが、最近は流し読みが多いですね。
新聞の連載小説も知らない作家さんばかりなので、追っていないですし。単行本で出たら図書館で借りる、気に入れば買うかなと。新聞の書評欄って、文芸本ばかりなんですよね。私が読みたいと思う実用書などは乗らないので、興味がなくなります。
年々、家族と話し合って、新聞今年はどうする? と言いつつ購読継続しています。毎月(税込)3400円で年間にして40000円弱。もし自分の収入が減ったら、切るしかありません…。菅内閣の携帯電話通信料値下げが期待できればいいのですが。コロナ不況で契約解除された方も多いようです。
新聞のいいところは、「自分が関心を持たない」分野まで見せてくれるということ。これは限定的に検索して情報にたどりつくネットとは違います。私はネットを開くと、延々と自分の好きなことばかり探すので、客観的に世の動きを知れる新聞は大切だとは感じています。せめて、もうすこし安ければ、たとえば年収ごとに購読料を変えるとか、お子さんがいる家庭は割引があるとか、そういったお得感があれば、若い読者さんも納得するのではないでしょうか。新聞の読者欄に投稿してくる若者は案外多いので、彼らの声を聴くのにも役立っています。
新聞、とくに地域版が必要なのは、お悔やみ情報でしょう。
しかし、最近は遺族が出さないことも多いですし、地域版の情報は地域新聞の電子サイトで観るか、地元のラジオかテレビで聞けばすむので、新聞で読むメリットを感じなくはなりましたね。田舎ならではの新聞に名前が載ったがステータスの時代はもう終わったと言えるでしょう。あと、私は新聞に載っている漫画家さん、イラストレーターさんの絵は総じて下手くそが多いので、好きではないです。
(2020/09/20)
読書の秋だからといって、本が好きだと思うなよ(目次)
本が売れないという叫びがある。しかし、本は買いたくないという抵抗勢力もある。
読者と著者とは、いつも平行線です。悲しいですね。