陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

衆議院議員選挙2024の期日前投票

2024-10-18 | 政治・経済・産業・社会・法務

先日の自民党総裁選で、高市早苗もと経産相ら9人の候補者が乱立するなかで総裁に選出された石破茂氏。
亡き安倍晋三もと首相らとこれまで総裁選で何度も争った氏ですが、念願のトップの座に。

個人的には小泉進次郎氏がならなくてよかったな、と胸をなでおろしました。非正規雇用や派遣社員を増やし、しかも自民党の世襲制を批判しながら引退したら自分の議席をまんまと次男坊にゆずった小泉純一郎氏の息子。環境大臣時から今にいたるまでのトンデモ発言はしばしば進次郎構文として揶揄されていますが、この人だけは勘弁してほしい。見た目がいいからって、国の代表になってほしくない。
デジタル大臣の河野さんも、マイナンバーがらみなのか迷走していましたね…。

早速発足した石破新内閣は8日めにして衆院解散を表明。
国民の真意を問う選挙戦に、はわかりますけども、選挙するのにもお金がかかる。裏金問題疑惑の議員たちを公認候補としない処断でクリーンアップをはかりたい目論見ですが、就任直後から、お膝元の閣僚からうさんくさいカネの疑惑があぶりだされたり、公約が後退したりと、なんだかな~な印象も否めません。

そうかといいまして、野田元首相率いる民主党だとか、野党の皆さんもろもろにも不安が残りますよね。

そんなこんなでもやもや気分のまま、届いてしまった投票案内のハガキ。
例によって人混みが大嫌い、日曜日がつぶされるのが厭わしい私は、買い物がてらに、とっとと期日前投票を済ませてきました。
いっつも、候補者の経歴などがしるされた官報みたいなものが届くのが遅すぎますので。

今回の期日前投票は、いつもの場所と変更があって。
役場の新庁舎の特設会場だったため、皆さん、まちがって足を運ばれた方が多かった模様。投票後に記念品ももらってなんだかトクした気分。

誰に、どこに投票したのかは明かしませんが。
現職で知事選にやぶれたひとが候補者にいましたが、そういや、この人の知事時代(しかも他府県出身)はどこぞの市長ともどもごたごたがあって。同郷の議員あがりのひとが知事になったとたん、最低賃金が東京に近くにぐんと上昇したのは驚きました。やはり地元愛が強い人じゃないと貢献してくれないのかなと思ってみたり。知事になれなかったから横滑りで議員になろうとしてるのだけど、何ができるのだろうか、と。

現在の与党がふたたび過半数を獲得するのかわかりかねますが。
もし勝利だったとしても、数の多さで国民の信任を得たなどとおごらずに、庶民の暮らしをよくして、安全と健康に生活できる政策を推進してほしいですね。

石破首相は地方再生や農林水産業にも理解があるとみています。
ふるさと納税だけでは限界、たび重なる自然災害や東京への一極集中で、田舎の人口は減り続け、そして食や生活に必要な産業は疲弊しています。人口が減るから1票の格差のために議員数が減らされて、地方の声が中央に届きづらくなる現在の不公平なシステム、なんとかしてほしいものです。地方が疲弊してしまったら、都会の人の胃袋を支えられなくなり、昨今の米騒動のような食糧難が生じかねないのです。政府の中央にいるひとはもっと危機感をもっていただきたい。

米国の大統領選も迫り、今年は波乱の政局になりそうですね。
日本の経済成長率は落ち続け、米国、中国につづき3位だったはずがドイツにも抜かれてしまうという。ロシアや北朝鮮、さらには中国の脅威もありますので、外交にも物申せる人材の登用を期待したいもの。

前首相の岸田氏も増税メガネと陰口叩かれていましたが。
あまりにも個人の外見などをこきおろす悪評はいただけないかな、と感じます。政治のレベルが落ちるのは、国民の意識が低いから、かもしれませんね。

役場のお手洗いを利用したら、ご年配の清掃員さんから気持ちの良いご挨拶を頂きました。退職後に健康維持のために働きに出たといった感じの礼儀正しそうな。自分の未来もこうでありたいと思えるような。
私たちもしっかり働けるうちは働いて納税しないといけませんね。たいした仕事ができているわけではないけれども、自分ができることは何か、投票するたびに考えていきたいと思っています。たとえ、自分が投票した人間が当選しなかったり、裏切ったりしたのだとしても、生活は続くのですから。

(2024.10.17)



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