これは二次創作者だけに限った話ではないのですが。
SNSがキライなひとは、LINEやメールのやりとりもあまり好きではないのではないでしょうか。かくいう私も、LINEは毛嫌いしていますし、会社のメールも読むのが好きではありません。まあOutlookは見様見真似で使いこなせてますけどね。郵便物だったらさっさと処分するけれど、メールをいつまでも残しておくって怖くないですかね。
以前にSNSが苦手な二次創作者の特徴と題した記事を書きました。
SNSに関するトラブルを訴える二次創作者さんは多いです。たいがいは、SNSにまつわる特性や、そこに生息する困ったさんがたへの攻撃口調になります。これもわからなくはありません。SNS上で嫌みを投げられたりしたら。
私がかつてツイッター現役だったころを思い返せば。
ブログもそうなのですが、かならず返信、反応する、フォロー返しという暗黙のルールについていけませんでした。また、それ以前に、文章に癖があって読みづらい人もいました。自分の好きな作品について語っているのだけれども、要点がわからないのです。
最近、この文章の特性が人柄を表すことに気づいた事件がありました。
職場で親しくなって会話が楽しく、食事に行ったりして楽しかった知人のことです。そのあと、メルアド交換になり、私はケータイのショートメールを伝えました。そのときに、メールであっても連絡時間は20時までにしてほしいとお願いしていました。
ところが、その相手からは、翌日仕事がある夜の23時ぐらいにメールが届きます。
しかも、自分のことばかりの話。愚痴や同僚の悪口。ちょうど仕事で疲弊しているときで、読まされるこっちの身にもなってくれ、と。しかも、そのときに気づいたのですが、この相手は言葉づかいがネットスラング丸出しで、絵文字多用。
私はブログで茶化すことも、現実の会話ではふざけたことも言いますが。
メールではどんな相手でもビジネスライクな堅苦しい文章にしています。ですので、相手さんもそれを返してくれないと、ペースが乱されたと感じるのです。メールで文章力が高くとも、実際会えばちゃらんぽらんな人間だったなんてことはいくらでもあるのですが、文章というのは、人となりを表すものだと信じています。しかも、わずかな表現でなんだか馬鹿にされたような気さえしてしまいます。
とうとうその相手の名前の登録削除をしてしまいました。
メール自体は残っていますが、名前がないので電話番号のみです。我ながら短気だとは思いますが、自分のメンタルを守るためにこれ以上付き合ってられない。知的レベルが…などと見下してしまうのは、自分が傲慢だからですね。
そういえば、昔、同じ作品について語り合った先輩サイトさんなどは、ほんとうに温かいメールを長文でくれたものでした。しかし、今から考えたら、相手の時間をかなり奪っていたのかもしれません。ですので、私はブログでコメント交流することもなければ、SNSで仲間を募ることもありません。他人を理解できない者には、双方向性の高いメディアはお荷物なのです。
文字での表現を大切にする字書きの二次創作者は、ふざけた言葉づかいのメールを読むと怒りに燃えてしまいます。普段から教科書のようなものしか触れていないので、一般人の言語についていけなくなるからです。けっして気どっているのではなく、フレンドリーな方とは脳の構造が異なるだけなので許してあげてください。しかし、自分のことを棚に上げて、よくここまで人を非難できますね…。
【二次創作者、この厄介なディレッタント(まとめ)】
趣味で二次創作をしている人間が書いた、よしなしごとの目次頁です。
二次創作には旨みもあれば、毒もあるのですね…。