オタクは自分の好き作品=傑作と思いがちです。どうしたってマイ目線、でもそれでいいじゃないか。SNS上で自分の好きな作品語りツイートを見つけると小躍りしたくなるもの。二次イラストなんか流れていれば、そりゃもう最高。公式のビッグニュースならばなおさらに。
定期的にお気に入り作の情報をくまなくチェックしては心の癒しにしている、そんな生活を続けて十数年の私ですが、なんと、SNS上でおもしろいタグを発見。
#好きなアニメ10個あげると人柄がバレる
多分、その昔、ブロガー間で流行った「ナントカさんに100の質問」とかそういう形式のリレーに近いものなんでしょう。じつはお知り合いの有名サイトさんにバトン渡されていたのだが気づかずに、何年も経ってから指名されていたのを偶然発見したということがありました、そういや。もう時効なので、許してくださいね。
さて、このハッシュタグ、「好きなアニメ」。
じつは私、過去何作かアニメのレビューをしておりますが、いま、パッと思いついたのを上げたとしたらこうなります。
1.神無月の巫女
関連作の京四郎と永遠の空も含むということで。拙ブログでさんざん絶叫しておりますので、いまさら説明不要です。私の永遠のバイブル、だっていまだに二次創作するぐらいですもの。葉っぱの栄養剤です。前世編の漫画かアニメはいつか見てみたいですね~。というか「絶対少女聖域アムネシアン」をもうちょっと修正してアニメにしてもいいような気がしますが。
2.魔法少女リリカルなのは第三期
アニメシリーズの人気度で言えば、無印か第二期のAsだと思いますが。私的には初見だったStrikerSが好きです。大人なのはさん、フェイトさんが教え子をもち、部隊を組んで、組織犯罪に挑む。アニメでご都合、あんな美人の上司いないよってわかってるけども、指導者としての教育、職業人として戦う姿に憧れました。ドラマCDも傑作揃い。
3.少女革命ウテナ
神無月の巫女以前の私の思春期のバイブル。実は大好きだったのだけれども、DVDを売り払ってしまいました。レンタルビデオで借りたビデオ版に、実写ミュージカルがあって、アレも好きでしたね。現在はさいとうちほ先生作画の漫画版しか持っていないのですが。「潔くかっこよく生きていこう」もフレーズのOPいまだに私のソウルソングです。ウテナのアニメムック本とか稀少なガイド本もすべて手放してしまってちょっと後悔していますが、まあいいかと開き直っています。20周年記念のアフター漫画が刊行されましたけども30周年記念だとどうなんでしょうか。熟年の樹璃さんは新しい恋人(女性の)がいて、薫幹くんはあんがい子どもいそうですよね。
正直テレビシリーズ長いので、劇場版のアドゥセレンス黙示録のDVD買おうかと思いましたけどレンタル視聴時では難解すぎて、私の頭では理解は無理だと悟りました。
4.美少女戦士セーラームーンRおよびS
現在、リメイク版の劇場版が話題のセラムン。無印の最終回もいいけれども、好きなのはRの劇場版とちびうさ登場後の第三作。外部太陽系三戦士ですね。カップルとしてははるみちなんですが、実は単体として好きなのは、友だち想いなうさぎ、陰のある美少女ほたるちゃん、知的ミステリアスなせつなさん、だったりします。
2021年公開の劇場版 美少女戦士セーラームーンEternalの総作監は、なんと神無月の巫女ED絵で知られる藤井まきさんなのです。
5.鋼の錬金術師(旧作、FAどちらでも)
じつはリメイク版のテレビアニメを観てから、原作コミックスを買い直したという再ハマり。東洋人主従が好きじゃなかったのですが、最終局面のグリードのやりとりでツボに。20周年記念のムック本ももちろん持っています。旧作アニメの時、大判で表紙絵のエルリック兄弟の露出がかなり大胆な設定本が売られた覚えがあって、あまりにあまりだったので買えなかった想い出があります。
ハガレンの原作漫画語りはいつかやりたい企画ですね。
6.輪るピングドラム
テレビアニメをリアルタイムで観ていて思い出深い一作。「ユリ熊嵐」とか「さらざんまい」とかその後の幾原邦彦監督作は多々あれども、やはり、ウテナの次点といえば本作。むしろウテナ越えしているとさえ思う。宗教二世とか毒親とか子どもの貧困とか、けっこうリアリティあるテーマですね。オウム真理教の地下鉄サリン事件を題材に銀河鉄道の夜と村上春樹文学のオマージュであったことが知られています。変身パンクはいわずもがな、OPが印象深いですよね。
しかも検索したら2022年に前後編で劇場版があったのも、今知りました。10周年記念でテレビ版の再構成、そういえば、この企画聞いたことあったような。
7.鎧伝サムライトルーパー
近年動画上で話題があったりと、再評価の動きがある本作。キャラデザの塩山紀生さんはお亡くなりになりましたけども。「聖闘士星矢」や「キャプテン翼」「天空戦記シュラト」「新世紀サイバーフォーミュラ」など当時の美少年戦士スポ根もののの爆発的な同人人気の代表ジャンルでしたね。私は秋芳洞と天橋立の聖地巡礼したことがあります。あと一箇所ありますが秘密です。烈火のリョウ推しでしたが、周囲は天空のトウマとか、光輪のセージ人気が高かったですね。現代版でリメイクしたらどうなっちゃうんでしょうね、やはり、あれか、刀剣乱舞みたいなスマートな美少年リメイクになりますかね?
8.太陽の勇者ファイバード
神無月の巫女の監督さんつながりで思い出してしまう、サンライズロボットアニメの小粒作品。これ、スパロボ参戦してるんでしたっけ? 松本保典さん演じる火鳥勇太郎お兄ちゃん、実は宇宙人の魂が憑依したサイボーグ(デッサン人形みたいなやつの)。ふだんはナイスガイな青年なのに、時代劇から日本語を学習したせいで、敵戦闘時はべらんめえ口調になるというギャップ萌えで、子どもの頃大好きでした。別にロボットが好きではなかったので、オタク紳士の教養科目というべきガンダムにハマることはなかった青春時代です。平野靖士さんが書かれたノベル版も買いましたね、いまはもうないけれども。
。ところでいま、サンライズ公式のユーチューブ動画で第一話見れるの、びっくりしました! この90年代頃のアニメ、ほんとに動画が密なのかめちゃめちゃよく動きますよね。勇者シリーズ放送開始30周年スペシャル配信企画だそうです
9.ふしぎの海のナディア
これ、たまにNHKで再放送やっていただけないかしらって思うぐらい。いや、知らぬうちに再放送しているのかもしれませんが。庵野秀明監督といえば「エヴァンゲリヲン」だとか「シンウルトラマン」だとかが代表作ですけども、私としてはこれがイチ推し。日髙のり子さん演じるジャン少年の純情さが好きだったなあ。じつはジュール・ベルヌの「海底二千万里」がベースなんですよね。これのノベル買いましたね、ええ。実は主人公が黒人の娘(クレオパトラをイメージしたのだろう)って、いまのポリコレ的にはかなり優良作なのでは? 懐かしいから、OPをググって聞いてみたり。どうでもいいですが、漫画「姫神の巫女」の霊句子さまをみるたびに、故塩沢兼人さんボイスのあの皇帝を思い出すなんですけど、なんででしょうね、電気仕掛けっぽいから?
ところで、これも放送開始30周年記念展なるイベントが、今年は神戸海洋博物館で開催予定らしいです。夏休みに行きたいが健康しだいですねえ。あと何気に、主人公のナディア、けっこう露出度高いですよね、この子…。
10.シティハンター
昔、日曜昼に読売テレビで再放送していたんですね。ルパン三世シリーズとかもたまにあって。これの原作漫画がまだ家にあって、ついでの北条司作の「キャッツ・アイ」も単行本を大人買いしちゃいました。アニメは原作のかなり大胆な部分を電波に乗せるために削っていることがわかりました(笑)。じつは神無月の巫女の脚本家の植竹須美男氏がこの続編の「エンゼルハート」を手掛けていたりもします。あれ、けっきょく最後はどうなったんでしょうね。
これも最新情報調べたら、近年、劇場版が制作されていまして、しかもその新作「劇場版CITY HUNTER 天使の涙(エンジェル・ダスト)」が今年の9月にも公開予定というのにびっくりしました!(予告ムービーにキャッツアイの三姉妹がいるんだが!!) しかも声優陣ご健在で、主題歌GetWildですって! 正直これは観たい…!! 映画って、ジャッキー・チェン主演の実写版しか知らなかったわ(古すぎ)
同じジャンプアニメといえば、ドラゴンボールとか、北斗の拳とか、るろうに剣心もありますが、しいてアニメで上げるなら本作ですね。そういえば、スラムダンクは劇場版で大好評だったみたい、おめでとうございます。「鬼滅の刃」はアニメのクオリティはかなり高いのですが、私は漫画原作コンプリートしたらそこで満足しました。原作の忠実なアニメ化よりもオリジナル色があった方が好きだけども、セラムンとかの現代リメイクはちょっと物足りないんですよね。
拙ブログでつまみ食い気分でレビューした「犬夜叉」とか「進撃の巨人」とか「不滅のあなたへ」とか、観た当初はすごく感動したのだけれども、シーズンごとで期間が空きすぎたり、既に放映が終わっていて、じつは原作漫画で概要を知っただけという作品は外しました。長丁場のアニメを観るのは、現在ではもう無理ですね。
子ども時代で好きなアニメといえば。世界名作劇場シリーズとか日本昔話とか。
あと横山三輝の三国志とか、深夜放映されていたバビル二世も好きでした。手塚治虫もベルばらもそうだけども、変に美化をしないで、原作の味のままのほうがいいアニメもあるんですよね。まあ時代性のデザインウケもあるから仕方がないんのでしょう。ブラックジャックがテレビアニメリメイクされたとき、少女漫画みたいな顔でびっくりだった覚えが!
「Fate」シリーズも観たことはありましたし、中のひとつながりで気になったけれども、ジャンル幅がおおきすぎて、扱いづらかった印象があります。たぶん、いまも関連作出ていますよね。黒桜の劇場版はいつか観てみたいなと思いますけども。あと、全話じゃないけども「うしおととら」の平成リメイクもけっこう好きではありました。
ところで、好きなアニメ10個あげると「人柄」が、じゃなくて、性癖というか、年代がバレるの間違いではなかろうかと思ってしまう就職氷河期世代の私です。
百合アニメとかも含めて話題作いっぱいあるけれども、もうついていけないんですね。アニメじゃなくて漫画で読むのならばOKですけども。「クロスアンジュ 竜と天使の乱舞」は全話観てて絶賛しましたが、じゃあ、いま動きがあったら追いかけるかといえばそこまで深めていなかったりなんですよね。主演声優の水樹奈々さんがべた褒めしてて歌もいいけれども、最終回のいろいろアレが…(苦笑)。
基本的に好きなアニメで思い出す基準は、いま手持ちの原作があるか、過去に関連書籍を買ったことがあるか、主題歌が口ずさめるぐらい覚え込んでいるか、です。ただ、マリみては原作のベルは好きだけども、声優さんやアニメの濃すぎる絵柄に違和感があったのでカウントしていません。
何度もしつこく言っておりますが、一つ選ぶなのならば、神無月の巫女ですね。
ぜったい万人受けしないのを承知のうえで断言します。多分、この愛、死ぬまで冷めないでしょう。もはや狂気に近いので。テレビ版再構成して前世編もつけて、リメイクした劇場版として公開されたりしないのでしょうかね。
(2023/07/01)