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SE7EN リブリーザーの希釈用タンク残圧計に問題発覚

2021-01-04 14:57:36 | SCUBA diving

暮れに伊豆大島でのAdvanced OW講習でも使用した器材をメンテナンスしていて、ひとつ問題が判明しました。

 
潜水中はDiluentの残圧が手元のパドルにバーグラフで表示されていて、潜水開始時を100%としてどのくらい残っているか表示してくれて、購入以来11回使用して毎回正常に表示されていましたが、正確に何気圧残っているかという数値は表示されません。今回データをPCにダウンロードして数値を確認してみたところ、異常に気付きました。
 
冒頭の写真はダウンロードしたデータをPC上の専用アプリRbConfigで表示した画面です。多くのデータが表示されていますが、黄色い太線で示されているのがDiluent(希釈用タンク)の圧力の変化です。たしかに潜水時間の経過とともに残圧が少しずつ低下していて、タンク内の残圧を正しく表示している様に見えます。グラフの左側の目盛りを見ると、エントリー直後の圧力が273 barと表示されています。ところが、このタンクは潜水前に200 barで充填されたもので、時には多少多めに充填されることはあるにせよ、273 barまで充填するのは危険で、あり得ません。
 
そこで1stステージにもう一つ信頼できる高圧ゲージを取り付けて、充填済みタンクを繋いで、圧力表示を比較してみることにしました。その結果がつぎの写真です。SE7ENの残圧計には273 barと表示されていますが、もう一つの残圧計のデータを表示した手前のダイブコンピュータには184 barと出ています。なんと、ほぼ50%増しの値です。


この差はセンサーの誤差というには大き過ぎます。SE7ENの内蔵コンピュータでの残り潜水可能時間の計算には、残圧の絶対値は使われておらず、潜水開始からの残圧の減り具合の相対的な値で計算しているようなので潜水時間の管理には問題なさそうですが、メーカーのサポートへ問題を連絡しました。過去11回のすべての潜水記録で、毎回diluentの圧力が同様に1.5倍に表示されていることから、おそらく初期のキャリブレーションの不良でしょう。メーカーからの連絡を待つことにします。
 

(1月5日追記)
翌日にはすぐにメーカーから返事がきました。
やはりセンサーの初期不良のようです。
ユニットを購入した国内販売代理店に交換パーツの在庫有無を問い合わせるよう、指示が来ました。
さて、代理店はお正月明けたかな?
 


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