イワシの影を求めて新春の伊豆大島ダイビング（１／２） ←←←前編はこちら。
関東平野には今冬最強クラスの寒波襲来で、一晩中北西風がビュービュー吹いていて暖房も付けっ放しで寝ていました。
秋の浜は何とか陰になって潜れるコンディションです。
今日は午前中に２本潜って15:30発の高速船で帰るので、昨日のうちにリブリーザーは片付けてしまったのでスキューバ装備です。
一本目は、正面ゴロタから砂地を緩やかな流れに乗って、右の斜面にぶつかるまで流してきました。正面の砂地にはヒメクサアジのペアがウロウロしていました。
同行のもう一人のゲストさんがウミウシ好きとのことで、キイロウミウシ、ゴクラクミドリガイの一種、カメノコフシエラガイ、ホウズキフシエラガイ、クロスジアメフラシを観察。しかし老眼の私が撮影するのは、デカいやつだけ。
段落ちには可愛らしいハナゴイ。ちっちゃいけど、こいつは粘って撮っちゃう。
段を上がったところでは、マツバギンポに挨拶。
小休止を挟んで２本目は、左の梯子からエントリーして段落ちから真っすぐ左の砂地へ降り、そこから砂地を緩やかな流れに乗って際の壁に当たって帰って来るコース。何でそんなコース？って、狙いはもちろん、イワシの大群です。
段落ちに何やらニザダイが騒がしい。中層をサルパがいくつも漂っていて、それをバッチラ食いしています。
よく見ると、サルパの一つにエビが乗ってる～
って見たら、実はエビではなくて、ウミノミの仲間の甲殻類ですって。
誰もいなくて静かな広ーい砂地にポツンと、ウミエラがきれい～
下を見てもあまり生き物はいないので、上を見上げると水面近くにはパラパラのイワシの群れ。キラキラ光って、それはきれいだけれど、期待しているのはもっと大群、来ないかな～。
って落っこちそうな岩が見える所まで来たら、際の方にイサキがぎっしり固まって群れている。寒いのか、泳がない。
ここまで来たら、すぐ近く-27mの窪みにはキシマハナダイのちびちゃんがいる。めっちゃ綺麗で可愛い💛
そこからは減圧しながら、段落ちの寄り道もせずにほぼ一直線に梯子へ戻ろう、と思ったらガイドさんが呼んでくれたのは、このベニカエルアンコウ。いいポーズで、眼もぱっちり、可愛い子です。
エキジットすると、一段と気温が下がっていて、器材を片付ける手先がみるみる悴んで来ます。秋の浜からは天気が良いと富士山、西伊豆から房総半島まで一望できるのですが、強い寒気のために局地的な雪雲がかかっていて、荒れ模様です。
器材を片付けて遅めの昼食を取り、岡田港で帰りの高速船を待っていると、急にあられが降ってきました。
