
金曜日の夜10時に東京竹芝桟橋を出発する夜行フェリーに乗って、土曜日の朝6時に大島岡田港に到着しました。そこからタクシーで伊豆大島ダイビングセンターへ入り、持参したインスタントのスープとコーヒーで朝食を頂き、着替えを済ませました。
・リブリーザーに3Lスチールタンクを導入
事前に宅配便で送っておいたリブリーザー器材を開梱して、セットアップするのにおよそ1時間。今回あらたに希釈ガス用に3Lのスチールタンクを購入しました。写真の白いタンクがそれです。同じ内容積ながら材質が変わったことで水中で重くなり、酸素用の3.4Lスチールタンクとの左右のバランスが良くなりました。バルブも本来のDIN仕様なので、レギュレーター周辺もスッキリです。
一方、いままで使っていた3Lのアルミタンクは、引き続き緊急用のオフボードシリンダーとして携行使用します。ストラップの長さ調整も煮詰めて来たので、リブリーザーBCDへ取り付けてのフィット感も向上しました。かつては余計な遊びがあって、水中で姿勢が変わる度に背中の希釈ガスシリンダーとぶつかってゴツンと大きな音を立てることもありましたが、もう大丈夫。やっぱりすべての器材は体へのフィット感が大切と、今更ながら再認識しました。
・一本目は、有馬さんのガイドで秋の浜を際沿いへ
今回のツアーの主目的は、イワシの大群です。一週間ほど前から目撃情報が頻繁に上がってきているのですが、この日は目撃情報なし。エントリーして一直線にー36mの岩壁へ。キシマハナダイのチビちゃん、アサヒハナゴイ、フタイロハナゴイを観察&撮影。
近くの穴には大きなクロアナゴが顔を覗かせていました。
段落ちの窪みでガイドさんが指し示してくれたのは、ベンテンコモンエビとソリハシコモンエビ。
・二本目は、木村君のガイドで秋の浜の正面ゴロタへ
冬の海は澄みきって、明るい陽射しも差し込んで、とても広々とした景色を望めます。水温は16℃。冷たいので、サカナの動きは鈍く、とても静かな雰囲気です。そんな中、大して流れてはいなかったのですが、トゲトサカが全開に広がって、バオバブの大樹のようでした。
体長2cmほどの可愛らしいイロカエルアンコウ。
段落ちの窪みに去年から住みついているユカタハタ。随分成長して、結構大胆に穴の外にも出て来ます。リブリーザーで静かに近づくと、目の前30cmくらいまで接近出来ました。
体長5cmくらいのハナタツ。
途中何度もイワシの群れは来ないか頭上を見上げるのですが、水面近くにパラパラと群れている程度。せっかくリブリーザーで潜ってきたのに、最後まであの頭上を覆いつくすような大群には出会えませんでした。
残念。
→ → → イワシの影を求めて新春の伊豆大島ダイビング(2/2)に続く。