栃木県那須塩原市に来ています。
明け方、窓の外にけたたましい猛禽の声で目が覚めました。7階建ての宿舎の建物の上の方で、どうやら幼鳥が親鳥にエサをねだっている様です。近くの照明鉄塔の上に親鳥がいました。チョウゲンボウです。周辺の駐車場などの空き地にはハクセキレイがいっぱいいて、こちらも自分たちの巣にせっせとエサを運んでいます。そんなハクセキレイに時折チョウゲンボウが攻撃を仕掛けています。外に出て、建物の7階の庇に止まっている幼鳥をみると、ハクセキレイと思しき小鳥を引きちぎって食べているところでした。
午後、少し足を延ばして、塩原温泉の先の標高約1000mにある大沼へやって来ました。
周囲700mほどの池と、隣接するアシ原からなり、すぐ横の富士山(1,184m)のカルデラ湖だそうです。ここはモリアオガエルの生息地として有名で、例年6月ごろに池の周囲の木の枝に多数の卵塊が産みつけられている様子が見られるそうです。すでに7月に入りましたが、今年はやや遅れているようで、それでも池の周囲の所々に乳白色の卵塊が見られました。大きさはリンゴの実くらいです。高いところでは、水面から8mくらい上の方の枝葉に産み付けられているものもありました。
中には、登る木が見つからなかったのでしょうか、遊歩道の桟橋の縁に産み付けられた卵塊もありました。触ってみると、表面は多少感想気味ですが、中はベチャベチャの泡状で粘り気があり、弛めのメレンゲといった感じでした。
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出現した小鳥たち: |
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