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どこで使える?リブリーザー

2020-09-21 16:35:00 | equipment
3日間PADI Rebreather Open Water Diverトレーニングを受講し、Poseidon MK6を使用して4本潜った結果、自分では想像していたよりずっと快適に違和感なくダイビングを楽しめました。

この先、どこでどのようなシーンでリブリーザーダイビングを楽しめるかと考えるとき、現状ではリブリーザー器材をレンタルできるダイビングサービスはほぼ皆無です。ならばリブリーザー器材を自分で購入して用意する必要がありそうです。その場合でも、次に問題になるのはタンクのレンタルです。ここで、使うリブリーザーのタイプにより大きく2つの選択肢に分かれます。
(1) クローズドサーキット(CCR)の場合、100%酸素と通常の圧縮空気の2本のタンクを使います。タンクの大きさはどちらも3L程度です。圧縮空気の方はタンクさえ用意すれば通常のスキューバ用のコンプレッサーで充填してもらえるので、入手は容易です。しかし酸素の方は厄介で、潜る場所のダイビングショップを通してその地域のガス販売会社から購入しなければなりません。

(2) セミクローズド・サーキット(SCR)の場合、4L程度のナイトロックス(EAN)タンクを一本使うだけなので、タンクのレンタル手配は比較的容易です。その代わりに水深40m以上(EAN32の場合)は絶対に潜れないとか、酸素濃度を下げれば減圧症のリスク軽減は限定的とか、リブリーザーならではのメリットが薄れてしまいます。これでは、わざわざ高価な器材を用意してまでリブリーザーを使用する意味がないので、自分でSCRを購入することは無いでしょう。旅行先のリゾートにレンタルのSCRがあれば利用するくらいです。

 結局のところ、自分が潜りたい海で純酸素のタンクをレンタル出来るかどうかが、リブリーザー(CCR)を使いこなせるか否かのカギになりそうです。この点については、残念ながらネット上での情報収集では十分な情報が得られませんでした。そこで、この夏訪れた旅行先のダイビングショップで聴いてみました。どこも過去に何度もファンダイブに訪れてお世話になっている馴染みのショップでしたが、結論から言うと半分半分でした。つまり、半分くらいのショップでは純酸素のタンクもレンタル出来そうで、他のスキューバを使うお客さんたちと一緒にリブリーザーを使ってのファンダイブに参加も可能との手応えでした。いくつかのショップでは、実際にステージングタンク(減圧停止の短縮のため4Lくらいの純酸素のタンクを水深3mに用意しておく)として純酸素の使用実績もありました。

 私は最近数年間では、毎年およそ70本ダイビングしています。もしこのうちの半分くらいでリブリーザーを使えたら、いま私は58歳ですが、65歳までのこの先7年で約250回リブリーザー・ダイビングを楽しめます。CCRは一式概ね80〜100万円と高価ですが、一回あたり4千円の負担増でリブリーザーの様々なメリットを活かせるならば、十分リーズナブルに思います。日本国内では凡そ3ボートダイブに2万円程度払っているでしょ?実際には純酸素のタンクのレンタルや、消耗品となるスクラバー(炭酸ガス吸収剤)の費用も加わりますが。

 そういう訳で、CCRの購入に私の腹づもりは固まりました。


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