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八丈島スキューバダイビング水中写真~(1)脊椎動物

2020-11-20 17:30:00 | SCUBA diving

一年半ぶりの八丈島でのダイビングです。
初日は北風が強くて、島の西側に位置する八重根に潜りました。

エントリーして間もなく、なかなかフォトジェニックな2匹のハタタテダイ。
あれっ!?発色が悪い。

カメラのストロボは光っている。
外部ストロボの電源もON。
F値もOK。
外部ストロボにつながるケーブルも繋がっている。
何故外部ストロボが光らない???

最後まで原因不明のまま一本終了して、クラブハウスに戻って詳しく調べて、ようやく原因判明。なんと、ケーブルの外部ストロボ側の端が間違った穴に差し込まれていた、という単純な組み立てミス(涙

2本目以降は順調です。こちらはアカハチハゼ。体長10cmくらい。

タテジマキンチャクダイの幼魚。体長は8cmくらい。

キリンミノカサゴの子供。体長5cmくらい。

ニザダイの群衆は、毎回同じ場所で集団で海底の岩の表面の藻をつついていました。

サンゴの枝の隙間にじっと隠れているのは、セダカギンポ、体長5cmくらいかな。

寝ぼけ顔のアカウミガメ。昼寝中だったようです。
ウミガメはホントにいっぱいいます。八重根では一回のダイビングで同時に3匹、全部で5~6回みかけます。

モヨウモンガラドオシ。体長は1mくらいです。
ウミヘビに似ていますが、ウナギ目ウミヘビ科のれっきとしたサカナであり、爬虫類のウミヘビとはまったく別です。毒もありません。体表の派手な色模様も特徴的ですが、実にユニークは剽軽な顔をしています。

体長40cmくらいのウチワザメです。
最初は砂を被って隠れていましたが、ガイドさんが砂を払って露出させてしまいました。丸見えです。

マルスズメダイのチビちゃん、体長は3cmほどです。
超~カワイイし、各ヒレ先の青い輝きがミステリアスです。

クロユリハゼ、体長8cmくらい。地味な色合いですが、よく見るとシックなお洒落で、私の好きなサカナです。

一転してこちらは体長1m以上ある巨大なヒラメ。

水面下でオキザヨリがホンソメワケベラにクリーニングを受けていました。
近くにはアカカマスの群れも。


 

滞在3日目からは東寄りに風向きが変わって、島の北西端で外洋に面した人気スポット、ナズマドに潜れました。
エントリーするとすぐにユウゼンが出迎えてくれます。ユウゼンは、三宅島以南の伊豆諸島、小笠原の固有種で、世界的にはとても珍しいサカナです。

沖合へ進んでゆくと、北から南へ激流です。
海底の岩に掴まって沖合を眺めていると、激しい流れの中で小さなサカナたちもクルクル揉まれています。
タカベの群れ、トサヤッコのオス&メス、ヤイトヤッコのメス、ミヤケベラの若魚なども観察できましたが、あいにく写真を撮れる距離までは近付けませんでした。時折、1m近くありそうなヒレナガカンパチやカッポレが、激しい流れをものともせずに私たちダイバーの脇をすり抜けてゆきました。

掴まっている海底の岩から少し浮き上がると、速い流れに乗ってス~っと水平移動できます。
少し穏やかな湾内に戻ると、ホウセキキントキやアカヒメジが群れています。

八丈島では、毎度1.5mくらいの大きなヘラヤガラにビックリします。

流れの速い岩壁では、乱舞するキンギョハナダイの大群に交じって、ハナゴイも見られました。

いつもアーチの岩陰には5~6匹のテングダイがいます。

ガイドさんが海底の石の下で見つけて来たのは、体長3cmほどのカエルアンコウモドキ。
カエルアンコウの仲間ですが、鼻先にヒラヒラさせるエスカ(疑似餌)を持っていません。

コビトスズメダイ、かな? 体長3cmくらい。すぐに隠れてしまいました。

エキジット前には、ツバメウオの若魚が1匹でフラ~っと泳いできました。


 

火山性の黒い岩に囲まれて一見すると暗い印象を受けますが、八丈ブルーと称される透明度の高い深い青色の海と、そこに群れる大きくてダイナミックなサカナたちにあらためて魅せられました。



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