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新年初潜りは石垣島遠征(1 of 3)

2022-01-07 20:50:04 | SCUBA diving

新年あけましておめでとうございます。

2022年は石垣島へのダイブツアーで始まりました。

 

初日からハプニング連続!

 旅行初日は自宅から現地への移動だけで夕方には現地のサービスに到着して、事前に宅配便で送ったリブリーザー器材を組み立てて翌日からのダイビングに備えました。しかしここで最初のハプニングに見舞われました。リブリーザーは組み立ててタンクを接続してからバッテリーを挿入して電源を入れると、毎回自動的に自己診断機能が実行されます。全部で60項目ほどのテストのうち順調に50項目ほどまで進んで、「今日も順調、順調。」と満足していたところ、突然にリブリーザーのパドルと呼ばれる表示盤の表示が全部消えたんです。実はこのツアーの直前、昨年のクリスマスに伊豆大島で潜った際に、秋の浜の水深50m付近を潜水中に突然パドルの表示が全部消えてしまい、大慌てで緊急手順に従って浮上してきたことがあったのです。今回は潜水前の自己チェック手順中の出来事だったで「どうしよう?」と思案している目の前で、リブリーザーシステムは自動的に再起動して最初から自己診断機能が始まりました。今回石垣島でお世話になるサービスのイントラさんは同型のリブリーザーの使用経験も豊富なので相談しましたが、初めて見た現象だとのこと。しかし、まるでパソコンやスマホが勝手に再起動する現象に似ていたため、バッテリーモジュールの接点の接触不良が原因ではないかと疑いました。そこでバッテリーモジュールを一旦取り外し、本体と接続する4本のピンを磨いてから指し直してみると、今度はすべての自己診断プロセスを正常に終了して潜水準備が完了しました。その他の細々とした器材類の準備も整えて、この日はホテルにチェックインしました。

ホテルロビーの正月飾り

 ホテルで夕食を済ませて、今度は部屋でカメラを準備始めたところで、次のハプニング! なんとカメラ本体を自宅に忘れてきてしまったんです。ハウジングもストロボもビデオライトもしっかりグリースアップして、それらのバッテリーも確実に充電し、クローズアップレンズなどアクセサリー類も万端準備してきたのに、そのハウジングの中身が空っぽ。これは完全に自分のエラー。今頃カメラ本体は自宅の棚に鎮座していることを思うと、もう笑っちゃいましたよ。

 

ダイビング1日目、黒崎エリア

 今回の石垣島ダイブツアーでは、ドライスーツ & リブリーザーの装備でのボートダイビングです。ドライスーツはもう20年以上数百本潜っているし、リブリーザーだって30本以上潜っているのですが、実は自身初の組み合わせがいろいろ発生しているんです。そもそも重くてかさばるドライスーツを持っての遠征ダイブツアーは初めて。ですから、西伊豆で数回経験はあるものの、ドライスーツでのボートダイビングは経験わずか。ボートだって変わりないじゃんと思われるかもしれませんが、流される心配のないビーチエントリーでは落ち着いて時間かけてスーツ内を排気して潜降できますが、ボートだとエントリーして直ぐにカメラを受け取り、流されないようアンカーロープを確認しながら排気するのにドキドキです。さらにリブリーザーも加わって浮力調整はさらに煩雑。

 まぁこの日は前述の通りカメラがない分、一つ楽なのですが。

 1本目は大崎ハナゴイリーフ。地域でもトップクラスの人気スポットらしいです。名物はー36mの砂地に置かれたガラス瓶に済み付くナカモトイロワケハゼです。体長3cmほど、全身淡黄色で背中側半分が白色の可愛らしいベニハゼで、私は初見でした。カメラがない分、じっくり観察して目に焼き付けました。浅場へ戻ってくると中層にはグルクンやウメイロモドキの群れがいっぱい。それらを追ってカスミアジやツムブリの編隊、スマカツオも目の前を通り過ぎて行き、いきなり石垣島の海のパワーに圧倒されそうです。

 2本目はアカククリの館。ー30mくらいの砂地のあちらにもこちらにもクサハゼがいっぱい。リブリーザーの利点をフルに発揮して、排気を出さずに静かに接近すると、臆病な彼らにもマスクの直前15cmくらいまで接近して観察できます。ガイドのモモさんはスキューバ装備なのですが、自身もリブリーザーのインストラクターで使用経験豊富なので、赤いライトでターゲットを示してくれた後は、音を立てないように後ろに下がって私が静かに観察するのを支援してくれます。

 ボート上で昼食をはさんで、3本目は名蔵ハーガラサー。サンゴ礁のガレ場斜面にはイソハゼ類、オオメハゼがいっぱい。とくにナデシコイソハゼがあっちでもこっちでも見られたのが印象的でした。ー24mのサンゴの隙間の砂泥には、クロホシハゼ(かな?)が顔をのぞかせていました。こいつも臆病なヤツですが、リブリーザーのおかげで接近して全身をじっくりと観察できました。


 

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