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SE7ENリブリーザーのBCD改造〜その2.Poseidon専用BCDの肩ベルト改造

2022-01-14 20:38:08 | equipment

 この改造シリーズの前編ではマレスのBCDにバックマウント・カウンターラングを組み合わせて、リブリーザー用BCDとしては一つ満足な形が出来上がりました。

 
 その一方で、バックマウント・カウンターラングの使い心地は期待した程ではなかったと言うのが正直なところです。水平に近い姿勢で泳いでいる時には水圧の影響でバックマウント・カウンターラングの方が息を吸う時に多少労力を要します。苦しいと言う程ではないのですが、肩から胸の前にカウンターラングを付けた方が呼吸は一層楽でした。そういう訳で、Poseidonのオリジナルのリブリーザー用BCDをもう一度見直してみることにしました。
 
製作過程
 
 PoseidonのリブリーザーBCDの課題はとにかくフィット感で、ショルダーベルトの長さ調整が大変煩雑なのが最大の要因です。まずカウンターラングと一体化されたショルダーベルトの構造を見てみましょう。
 
カウンターラングの下端がBCDの脇腹にあたる浮力袋の上端に縫い付けられています。ここを切り離してしまって、一般のスキューバ用BCDと同様に伸縮調整出来るベルトとストラップで連結すると良さそうです。
 
こうすると、背負う時にはベルトをいっぱいに伸ばしておいてから腕を通して、前屈みで器材を背中に載せてからストラップを引いてショルダーベルトを肩周りにフィットさせると、簡単に器材を背負って背中に密着させることが出来ます。カウンターラングの下端は水中では浮力で若干浮き気味になるので、器材を背負ってからベルクロテープでBCDの浮力袋に連結します。
 
 ショルダーベルトの課題が解決すれば、ウェイトバランスに関してはこのBCDは最初から大きな専用ウェイトポケットが備わっているので問題なし。股ベルトも標準装備。肩下の側面のDリングに手が届きにくかったので、使いやすい場所に3箇所ほどDリングを増設。ウェストをホールドするカマーバンドが短くて私の肥え太ったウェストにはきついので、古いマレスのBCDのカマーバンドを転用して継ぎ足し延長。
 
実地テスト
 
 クリスマスの伊豆大島は海水温は20度前後あるものの、気温はすでに15度を下回って風が強く、もうドライスーツのシーズンです。そこでこの改造BCDとリブリーザーでの実地テストとなりました。結果は上々。あらかじめ右肩のストラップを長く伸ばしておいて、排気バルブがある左肩を先にBCDに通した後、右腕を容易にBCDに通すことが出来るようになりました。
 
 年が明けて1月、5日間13ダイブ石垣島ツアーで潜ってきました。右肩のストラップは、もう少し短くても容易な脱着には十分そうです。一方で右カウンターラングの下端をBCDのポケットに繋ぎ止めるマジックテープが接着力不足で、ダイビング中にはがれてしまうことが判りました。ショルダーベルトはストラップで短く引っ張られているのでBCD全体は体に密着していて問題ありませんが、右のカウンターラングが多少浮き気味になって若干邪魔です。そこで、右肩カウンターラングの下端をBCDの右脇につなぐ部分のマジックテープを大型のものに付け替えました。
 

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