T CrB(かんむり座T星)は、過去2回(1866年、1946年)突然明るくなる現象が観測されており新星(反復新星)と呼ばれている。
新星とは、突然明るく輝く星。英語ではStellar Novaと呼ばれる。
その正体は、白色矮星と赤色星の近接連星系。白色矮星が、自分の重力で赤色星の物質を引き寄せ降着円盤をつくる。そこから白色矮星に降り積もった物質が限度を越えると核爆発を起こし通常の1万倍~10万倍に輝くという。
前回から約80年そろそろ3回目?・・・(^_^)
画像イ、10秒露出10分のライブスタック
(6月4日観望)
Xで、そろそろT CrBが新星爆発を起こすとのツィートはたくさん流れていたのですが・・・他にも色々やってたので;^^)
日本変光星研究会の観測キャンペーン『反復新星かんむり座T星の爆発を監視しょう!』を星見屋さんのメールで教えて頂いて重い腰を上げました。(^^;
まず、T CrBにご挨拶の10分ライブスタック。これで毎日観測しなくとも比較資料はできました。現在10等星クラスとのことですが、明るくなると2等星ぐらいになるとのこと。
以上は、下記サイトで勉強中の内容。
そして、Seestarユーザー向けにT CrBの観測の方法がくわしく解説されてます。折角の機会なので、できれば参加したいと・・・
はじめに科学的な測光の練習。
Seestarでは8等級より明るい星はライブスタックを長く続けると飽和するので、ライブスタックは10枚程度とのこと。
画像ロ、10秒露出9枚のライブスタック
(表示は切り上げで2分となっています)
このFitsファイルをMakariに読み込んで処理します。
これをWebsiteの説明に従ってやるんですが・・・
生来の不器用なため上手くいきません。
最後は練習と割りきって比較星を少なくして
画像ハ、Makariで比較星を設定している場面
画像ニ、データをDigPhoto4に読み込んで処理
それらしい結果はでました。
それらしい結果はでました。
次の観測ではきちんとやります。(^^;
なお、Xでも連日情報発信してくれてます。
6月に入ってからも数々の観測報告を頂戴しています!先ほど最新の光度曲線と集計表をUPしました。https://t.co/fVrxkmt0px
— かんむり座T星を見守る人 (元シリウスBチャレンジ) (@siriusb_wd) June 4, 2024
6/3 の晩、中の人も Seestar で観測したところ、異常無しでありました!測光してみると明るさは約10.1等でした。 pic.twitter.com/sxano0Spdb
最後にT CrBの位置
iステラHDのかんむり座
SkySafariでの位置
X見てたら、これも流れてきた。
お待たせしました(?)、かんむり座T星のポスターを作成しました。かんむり座T星はまもなく、ベテルギウスと違って本当にまもなく爆発して明るくなると言われている星です(ただしベテルギウスと違い星全体が爆発四散するわけではありません)。爆発が見られればおよそ80年ぶり。ぜひ見守ってくださいね! pic.twitter.com/W3sKTg921S
— TSUKADA Ken (@tsuka_ken) June 6, 2024