よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書022(Mak127+ASI585MC プレートソルビング)

2024-06-09 00:59:00 | 覚書・機材

I、はくちょう座 C15/NGC6826まばたき星雲 by SKYMAX127+ASI585MC
 (直焦点、焦点距離1400mm)
Ⅱ、SKYMAX127+ASI585MC+ASIAIRでのプレートソルビングテスト
(以下、SKYMAX127をMak127と記す)

Mak127でのDSO観望は、レデューサーを使ってのものがネット上で多く発信されている。最近レデューサーを使わない素のMak127でDSO観望がでてきたので、リング星雲の中心星みたい一心で私も同歩(^^;
3日間の悪戦苦闘の記録(Ⅱ)。まともにライブスタックできたのはまばたき星雲のみ。(^^;まあ、それでも1つ撮れただけ良かった。達成感あるし。

結果)
(1)焦点距離1500mm表示で販売されているMak127は、マクストフカセグレン式の特殊性で1400mm、1577mm(ヘリコイドで延長)で合焦させることができた。(ネット情報を加えると延長筒を使用して1400~1900mmで合焦させることができるらしい。)
(2)焦点距離1400mm画角0.46°×0.26°でASIAIRのプレートソルブに成功*。自動導入が可能になった。(これって惑星自動導入できるということ。実際やっている人がいる。欲張らなければ惑星観望が楽になる~)

*ASIAIRのカタログでは0.2°~33°でプレートソルブが可能とのこと。

I、まばたき星雲
画像イ、CBPフィルター使用、30秒露出10枚のライブスタック、

(トリミング、きつめの画像調整あり、スマホ用ペルチェファン冷却あり)
まばたき星雲ははくちょう座の惑星状星雲。HST(ハッブル宇宙望遠鏡)の画像は魅惑の瞳だが、私、未熟者の画像は・・・;^^)まあ、これは第1歩(と思いたい)。
FMA135に勝ってるかどうかはビミョー(記録070)。
画像ロ、ライブ画面+焦点距離表示


Ⅱ、プレートソルビング テスト
(1日目)
ネットで色々調べると、皆さん延長筒を付けているので、私もSVBONYのヘリコイドつけて気持ちだけ延長して望む。曇り空。こと座のベガがどうにか目視できる。兎に角ピント合わせねばと必死。ベガでピント合わせと考えたが、導入できず、色々やってライブ画面を見ると、うす~いドーナッツ発見、ドーナッツをどうにか星に見えるまでに合わせることができた。プレートソルブはこと座のβ星シェリアクで1回だけ成功。この結果ASIAIRの焦点距離表示が1577mmに書き換えられたと思われる。
(2日目)
曇り空。成果なし。赤道儀化AZ-GTi+ASIAIRでベガの自動導入を試みるが永遠と100秒プレートソルブが続く。他も同じ。
(3日目)
はじめ大星夜のち曇り。ヘリコイドを外し、ガイド鏡をレッドドットファインダーに変えて望む。色々なことを試す。途中何かわからないが少し明るい星が入ったのでバーティノフマスクで気持だけピントをつめる。
ふとASIAIRの焦点距離表示を見ると1577mmのまま???ヘリコイドはずしたよ~
手動で1500mmに書き換える。導入画面に戻りGOTOすると、これまでの100秒プレートソルブの失敗が嘘のように10秒たらずでプレートソルブに成功。\(^o^)//そして、あっさり自動導入OK
なお、後でASIAIRの焦点距離表示見ると1400mmとなっていた(画像ロ)。

ここから急いでレッドドットファインダーをガイド鏡に変えるが、時既に遅し;^^)
リング星雲もガイド星も窓枠を越え観測範囲外へ。(^^;もう1日頑張るか~ハァ~
それならM56球状星団


雲でライブスタック3枚で終了。
あと色々試したが、雲が出てきて成功したのははじめのまばたき星雲のみ;^^)また次頑張る。(^^;
取りあえず1歩前進できた。

テスト日6月5~7日
場所メダカベヤ観測所
機材
主鏡 SKYMAK127+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR plus32G+iPad mini6
他 レッドドットファインダー、SV161ダブルヘリカルフォーカサー、ウェイト1.8kg(KASAI)+ASIAIR

ブログ作成後、参考にさせていただいたブログを調べていたら、他にもたくさん出てきたので、付け加えて紹介させていただきます。先輩方有り難うございます。
参考資料
01)元天文少年の星撮りブログ  Mak127をDSO観望に活用しているブログ。
02)Skywatcher MAK127の焦点距離は1,500㎜ではなく、1,800㎜はありそう。  ブログ書き終えて偶然発見。これ知ってたら、3日も苦労しなかったかも。
03)土星、木星を撮影する時、気になる二つの事。 微振動と惑星のPlate solvingによる導入。 こちらの記事を参考にMak127でプレートソルブしようと考えた。
04)MAK127で撮った M51: 子持ち銀河 - 活き活きPC&園芸三昧  こちらは焦点距離1900mmでのMak127の活用例
05)撮影時の焦点距離を測定してみました。  ASIAIR使用で焦点距離がはっきりしない時は「0」を入力することの記載あり。1つ賢くなった。