よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書004(SynScan USB)

2023-04-10 07:00:00 | 覚書・機材

ネット上では、AZ-GTi経緯台とSharpCap(撮影ソフト)とステラリウム(プラネタリウムソフト)を使い、見たい天体をパソコン画面上でクリック、AZ-GTiがウィーーンと動き天体がSharpCap上に映し出される。そんな動画やブログがたくさん見つかる。

これいいな、楽、と何も知らない天文初心者は、天文水たまりの中に隠れた茨の道を進んでいくのでした。

先ずは、パソコン用のSynScanPro をインストール、観測地の緯度・軽度を入力せよという、スマホをAZ-GTiに接続。緯度経度を取得して入力。無線接続切れた。スマホの接続をOFF。つながらない。AZ-GTiオフ。・・・きりが無いぐらい・・・暗闇の中・・・無理。

そして、気がついたら、シュミットで表題のUSBをポチしていた。

これでパソコンとAZ-GTiを有線接続。無線LANの呪いよサラバ…。のはず。

そして5月末の納品予定が、4月9日に届いた。

ケーブルが2本ある。どっち?説明書を読む。ケーブルの両端3つは同じ、ランケーブルと形は同じ、AZ-GTi用はケーブル両端が大小のものとわかる。次はUSB2.0Bタイプつまり昔のプリンターのケーブル。家探し10分見つかる。室内で動作チェック。

先ずは.スマホとAZ-GTiを接続して、昼間ということで、SynScanProの太陽観測モードをONにして、観測地を呼び出し、緯度経度をスクショ。一回終わらせる。

パソコンでSynScanProを立ち上げる。

こちらも太陽観測をONにして、接定の接続設定で、シリアルとSerialPortの三角ポチからCOM3を選ぶ。(幸いCOMポートは1つしか出てこなかったので、出て来たものをポチした。)

適当に1スターアライメント、適当に恒星を自動導入。動作確認後、太陽観測モードをOFFにする(事故防止の為)。取りあえず第1段階クリアー。

夜、カモメ星雲(IC2177)とおとめ座銀河団の電視観望後、テスト運用。あっさり接続完了。動作OK。第2段階完了。

おまけに、ステラショトLiteもASCOM経由でSynScanProに接続。プレートソルビングで.M86の自動導入に成功(ちょっとズレての導入だったが) 。第3段階もクリアー。(ただし、ステラショットは赤道儀用ソフトのため、AZ-GTiに正式には対応していない。)

ネット上で、動作する事例を見つけて自己責任でやってみた。

ここまでは、茨は無かった。次はSharpCapで、プレートソルビング。

 

なお、USBにより、比較的安全にAZ-GTiのfirmwareの書き換えやUpdateが可能になった。AZ-GTiの赤道儀化への道も開かれた。はず、多分。

 

注)シュミットのSky Watcher SynScan USB説明ページへのリンク