小学校倒壊で児童7人死亡、60人近くが負傷 ケニア

ケニア・ナイロビの小学校が倒壊し、生き残った子どもを連れて病院に到着した男性(2019年9月23日撮影)。(c)SIMON MAINA / AFP
【9月23日 AFP】ケニア首都ナイロビで23日朝、小学校が倒壊し、児童7人が死亡、60人近くが負傷した。政府報道官が明らかにした。
現場を取材したAFP記者によると、コンクリートや鉄の板、木材でできた建物のがれきには、本や机が散らばっていたという。建物は2階建てだが、1階分が部分的に増築されていた。
建物は、児童らが教室に入った午前7時(日本時間同日午後1時)直後に倒壊した。(c)AFP
「鳥の歌声コンテスト」開催、1800羽以上が美声競う タイ

タイ南部ナラティワート県で開かれた、毎年恒例の鳥の歌声コンテストの様子(2019年9月22日撮影)。(c)Madaree TOHLALA / AFP
【9月23日 AFP】タイ南部ナラティワート(Narathiwat)県で22日、毎年恒例の「鳥の歌声コンテスト」が開かれた。
同国に加え、マレーシアやシンガポールから1800羽以上が持ち寄られ、美声を競った。(c)AFP
パンダの歯科検診、ほぼ健康な状態 中国・成都

歯の検査を受けているパンダ(2019年9月16日撮影)。(c)CNS
【9月23日 CNS】中国・四川省(Sichuan)にある成都パンダ繁殖研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding)で16日、ジャイアントパンダの歯科検診と応用研究プロジェクトが始まった。パンダの保護活動の歴史で、初めての大規模な歯科検診という。
【動画】ジャイアントパンダ、「歯科検診」受ける 中国・四川省
パンダは少なくとも800万年前から生息している「生きた化石」として知られ、世界の生物多様性保護の観点からも重要な種だ。
マカオ・ジャイアントパンダ基金の資金提供により、パンダ基地は南アフリカの獣医師・歯科専門家のセドリック・タット(Cedric Tutt)博士を招待。タット博士とパンダ基地の獣医師らが共同でパンダの口腔内を詳細に検査した。歯のエックス線写真および歯の形を調べる3Dスキャンも撮った。
サンプルとして検査した20頭のうち、一部のパンダは軽度の歯肉炎と歯石、摩耗、中度の変色が見つかったが、健康に影響はないという。また、一部のパンダは歯髄が露出しており、根管治療が必要と判明されたが、全体的には歯と歯茎は健康な状態だった。
今回の歯科検診では、パンダの口腔疾患の予防と治療に重要なデータを得ることができたという。 (c)CNS/JCM/AFPBB News
「息がもたないほど君が好き」…米男性、海中プロポーズで溺れて死亡

タンザニア・ザンジバル諸島沖を通るヨット(2013年1月7日撮影、資料写真)。(c)Gabriel BOUYS / AFP
【9月23日 AFP】タンザニア・ザンジバル(Zanzibar)諸島のリゾートホテルで、海中から交際相手の女性にプロポーズした米国人男性が水死する事故があった。ホテル側が21日、明らかにした。
亡くなったスティーブン・ウェバー(Steven Weber)さんは、交際相手のケネシャ・アントワヌ(Kenesha Antoine)さんと、ハネムーン先として人気のペンバ(Pemba)島にあるホテル「マンタ・リゾート(Manta Resort)」に滞在していた。
2人が宿泊していたのは、このリゾートが売りにしている「海中ルーム」と呼ばれる1泊1700ドル(約18万円)の客室。島の沖合に浮かんだバンガロー風の部屋で、海面下にガラス張りのベッドルームがあり、海の中を眺められるようになっている。
ホテル側はAFPへのメールで、「男性宿泊客が不幸にも、海中ルームの外で単独フリーダイビング中に溺れた」ことを認めた。事故が起きたのは19日だとしている。
アントワヌさんは20日、海中ルームの窓の外からウェバーさんがプロポーズする様子を映した動画をフェイスブック(Facebook)に投稿した。
動画の中で、泳いで窓に近づいてきたウェバーさんは、手書きのメッセージを窓越しに見せる。そこには「君の好きなところを全部言えるほど、僕は長く息を止めていられない。でも、毎日どんどん、君の好きなところをもっと好きになる。僕の妻になってほしい、結婚してくれないか」と書かれていた。喜びの声を上げるアントワヌさんに向かって、ウェバーさんは指輪も取り出して見せた。
その後、ウェバーさんに何が起きたのかは不明で、現在警察が捜査している。
「あなたは深く潜りすぎて、私の答えを聞くために戻って来なかった。私の答えはイエス、イエス! 100万回のイエスだったのに」とアントワヌさんは投稿している。「私たちは、2人で過ごす残りの人生のスタートを一緒に祝うことができなかった。想像し得る限りで最も残酷な運命のいたずらによって、人生最高の日は、最悪の日に変わってしまった」 (c)AFP
ゴッホ初期作が競売に、「大変お手頃な」1660万と2600万円で落札 ベルギー

ベルギー・ヘントの競売会社に展示された19世紀のオランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホの作品(2019年9月22日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP
【9月23日 AFP】ベルギー北西部ヘント(Ghent)で22日、19世紀のオランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の初期2作品が競売にかけられ、ともに予想価格付近で落札された。
競売会社によると1点は花を描いた水彩画で、予想価格を少し上回る22万ユーロ(約2600万円)で落札された。もう1点の水差しを描いた木炭画は、予想価格を少し下回る14万ユーロ(約1660万円)で落札された。
両作品はゴッホが仏パリで象徴派や後期印象派の画家たちの影響を受ける前の1883年ごろの作品で、後のゴッホの作風を思わせるところはほとんどない。
ゴッホは約2000点の作品を残し、そのうち900作品が油絵や水彩画。作品のほとんどは美術館に収蔵されており、市場に出回るのはまれだ。(c)AFP
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
首相の主張に文大統領は疲れ…韓国がみた「最悪の対立」です。
韓国大統領統一外交安保特別補佐官 文正仁氏
――対韓輸出規制の強化と日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))破棄で最悪の日韓関係ですが、対話の機運すらありません。
「日本も韓国も、相手をたたくと人気が出る構造になっている。相手に融和的な態度をとると国内政治で難しい状況に陥る。だから強い姿勢に出る。指導者間の不信もある。歴史問題が解決されないと韓国との協力は難しいと主張を繰り返す安倍晋三首相に対し、文在寅(ムンジェイン)大統領は疲れを感じ、諦めかけているようだ」
――関係悪化の契機は昨年10月に韓国大法院(最高裁)が出した元徴用工への賠償判決です。1965年の日韓請求権協定は①外交協議②解決しない場合は日韓と第三国の仲裁委の設置③第三国のみの仲裁委設置、を定めますが、ここで双方はすれ違っています。
「日本側は一方的に①ができなかったと見なして次の手続きに進んだ。韓国側はその後6月に対応案を出してから①の協議に応じる構えを示したが、日本側は案とともに拒んだ。韓国の人々の心情を考えて形式的にでも協議に応じるべきだった。日韓ではかつては相手の立場になって考える気持ちがあったが、今回の日本は高圧的で一方的だ」
「朴槿恵(パククネ)・前政権時の大法院長(最高裁長官)は政権の意向を受け、徴用工訴訟の進行を遅らせた罪に問われている。文政権も司法と協議すれば違法だ。文政権は朴氏弾劾(だんがい)の民意から生まれた。こうした法的、政治的な敏感さを日本が少しでも理解し、特別法制定など解決に向けて協力すれば『共通の代替案』を見いだすことができると思う」
――ただ、歴史問題では日本には「謝罪疲れ」、韓国には「心からの謝罪はなかった」との思いがあり、共通認識がないと指摘していますね。
「それが問題の本質だ。世代が変われば状況も変わるとの見方もあるが、日本では修正された教科書で学んだ世代もいて、韓国では民族主義が強まる傾向にある。反日、反韓は若い世代の方が強くなるのではないか」
――複雑に悪化した状況を改善する方法はありますか。
「小渕恵三首相と金大中(キムデジュン)大統領が韓国での日本文化解禁を果たしたように、小さくても『成功例』をつくらないと。北朝鮮問題や経済分野の協力などで、双方の国民に互いの必要性を認識してもらうことが助けになると思う」(聞き手・神谷毅)
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〈ムン・ジョンイン〉1951年生まれ。延世大名誉特任教授。2000年と07年の南北首脳会談では韓国大統領とともに平壌を訪問。韓国平和学会長、金大中大統領図書館長なども務めた。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*日韓問題はしばらくは解決の糸口がなく、どちらかが値を上げるまで続きそうです。