明け方目覚めた時には強い雨が降っていた。
昨日のうちに採っておいてよかった。
女房殿は【柿】と「枝付きの柿」と「柿の葉」を持ってお出かけ。
美術教室で【柿】を描いてきた。
今回は1回で完成させるので、水彩画を描いてきた。
河野裕子さん「短い一生は駅間の時間」
2013年秋から2014年春まで 河野裕子さんの歌集15冊 を書き写した。
読むより書いた方が記憶に残るかと思ったからだ。
いま、もう一度読み返した。青春時代から晩年まで自叙伝としても読める。
第1歌集の『森のやうに獣のやうに』の巻頭歌と第15歌集『蝉声』の巻末歌を
夫である永田和宏氏がその当時作ったと思われる歌と並べた。
《逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと》 (河野裕子 『森のやうに獣のやうに』)
《あの胸が岬のように遠かった。畜生! いつまでもおれの少年》 (永田和宏 『メビウスの地平』)
《手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が》 (河野裕子 『蝉声』)
《おはやうとわれらめざめてもう二度と目を開くなき君を囲めり》 (永田和宏)
一番大切にしていたのはやはり家族だった。
そして振り返れば生きている時間なんてほんのわずかとも。
《残すほどの何があらうかこんなにも短い一生は駅間の時間》 (河野裕子 『葦舟』)
昨夜からの雨で落葉した。
寺川では明日の行事の準備をされていた。
のち