残りの人生
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ひっくるめて私の人生

生まれた日 7

2019-12-29 16:51:11 | 日記
出産予定日は12月9日
でも 12月1日に産む!と決めていた
早く会いたかった 待っていられなかった
だから切りのいい日12月1日に産みたい!と願った

そしたらなんと12月1日朝 陣痛が!!
その日にまさか産気づくとは思っていない父と母は
お腹が痛い という私を置いてそれぞれに仕事へ出かけてしまった
まぁ 初産だし順調だったしそんなに急を要することはないだろう
私も高をくくり1人で入院準備
でもやっぱり痛い 陣痛が30分おきに
お昼の時間 母が心配して仕事を早めに切り上げて帰ってきた

そのときはもう15分おきの陣痛
竹田病院産科に電話したところ
「初産だし明日までかかるかも もし心配ならお風呂に入って夕飯でも食べてからきてみて」
ほんとかよっ 15分おきでも入院させてくれないの
言われた通り遅めの昼食をとり じっと夕方を待っていたがやっぱり痛い
そこで母に促され竹田病院へ 歩いて行った・・・ 途中何度も陣痛が襲い立ち止まりながら

着いたのは夕方4時ころ 夕飯食べてないしお風呂にも入る気にならなかった
言われた通りにしなかったことで引け目を感じてしまって
そのまま病院の最上階にあるレストランへ ・・階段を歩いて上った・・
そこで飲んだクリームソーダ 忘れられない味になった

どうしても我慢ができなくなってレストランを出て 階段を降り 産科へ
それが5時過ぎ

看護婦さんは「入院していいですよ」
ほっとしたのもつかの間 いろいろ処置をしてもらっているうちに
お産が始まった 
分娩室から看護婦さんが何度も医師の詰め所に「お産がはじまりましたすぐ来てください」
と内線電話 でも先生は初産ということもあってのんびり構えなかなか来ない
私も不安 看護婦さんも不安
そのうちに 看護婦さん2人で「私たちでやりましょう!」 
え~~~っ
大丈夫????? なんで先生来ないのぉ~~~

午後8時
とまあそんなわけであなたは助産婦の資格を持っているであろう看護婦さん
2人に取り上げられた。 すべてが終わった後にのこのこやってきた医者
安産でよかったね の一言

生まれたてのあなたはえくぼがぺこんと じっと私を見つめていた








その瞬間 私は あ~ これで身が2つに分かれた 
私が風邪を引こうが転んでもお腹を壊しても大けがしても病気になっても
この子には影響しない よかった本当に無事生まれてくれてよかった!
と安堵した

妊娠してからずっと疑問に思っていた
子どもを産めばその瞬間に”母親”になれるのだろうか
いつ 自分は母親だと自覚するのだろうか と

でもその瞬間は意外と早くやってきた


竹内まりや
いのちの歌 
今の私にぴったりの歌詞






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令和元年 6

2019-12-18 14:38:11 | 日記
今年の5月から令和元年
もうすぐおわるね

今年も会えなかったね
次の年こそ
そう願ってもう5年
私たちが生きているうちにはもう会えないのかな

どうしても諦めがつかないの
あきらめよう 息子が幸せに生きていればそれでいい
そう自分に言い聞かせてきたけど
母親の本能がどうしても忘れることを
許してくれない
すべて忘れ去ることができれば
どんなに楽だろう
辛くて悲しい毎日はもう十分だ






1歳のころの陽祐 私の大好きな写真
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