1歳の誕生日 23

陽祐　あなたは　突発疹以降よく熱を出し、湿疹がよく出た
お医者さんには2週間おきに通ったなぁ
そのたび新米親はあたふた
苦しそうに泣き叫ぶあなたと一緒に泣いたっけ

陽祐は10か月でつかまり立ち
1歳誕生日にはよちよち歩いていた


1983年12月1日
一升餅背負わされて　微妙な顔して( *´艸｀)














元気なときはいろいろなところに連れ出した
多摩テック！？　箱根　小田原　
お父さんの休みの度にお出かけしたね

ときどき思う
すべてぜんぶひっくるめて自分のことも何もかも忘却できたら













お父さんはあなたを抱いての山登り
きれいな景色を見せたくて頑張った


新型コロナウィルスとやらが市中感染し始めた
陽祐たちは元気だろうか
困ってはいないだろうか
助けてあげられることはないだろうか

すくすくと 22

生後10か月
お顔がしっかりしてきました









まだ歩けないのに
いろんなところに連れ出して
いろいろ経験させたくて
喜ぶ顔が見たくて
毎週のようにお出かけしたね










あなた　お父さんの若いころにそっくりね！















あなたたちと別れた3月が来る
悔やんでも悔やんでも
どんなに会いたいと心で願っても願っても
あのときに戻ることはできないよね

どうして私がこんな悲しい日々を送らなければいけないの
私が何をしたというの
なんで親をこんなに泣かせてあなたは平気なの
どうして連絡してこないの
なぜそんなに私が憎いの　嫌いなの

ひとつだけ確かめたい
あなたの中で私たちはもう存在しないのだろうか
わたるたちには私たちはいないことになっているのかな
孫たちが
いつかきっとこのブログを見つけてくれる
そして
あなたが大事に大事に育てられたこと知ってほしい
わたるたちも成長していくと
きっと何かにつまづき親に反抗したくなるときがくる
そのときにようすけにも子供の頃があったこと
そばにはいつも親がいた。
今でも見守っていること知っていてほしい
ひとの心に寄り添うことができる子供に育ってほしい

突発疹 21

生後5か月と4日目
寝返りを打った！！！！！
一生懸命身体を起こし、何度も挑戦
そしてついに　くるん　と寝返りを打った
ただそれだけなのに　なぜかうれしくて嬉しくて涙が止まらない
自分でもばっかみたい　と言いながらお父さんと泣き笑い

こんなに愛おしいものなのか　心臓をキュンと捕まれるものなのか
初めての感情にとまどう

お父さんが初めての爪切り
ただそれだけなのに　今日は爪切り記念日




いつくるかいつくるか
ずっと待ち構えていた
いつかはやってくる初めての発熱

6か月目　熱を出した
順調に成長している証拠
だけどぐったりしているあなたを見るのはあまりにも辛い



親子の関係は一度壊れたらもう二度ともとには戻らないものなのか
なぜ壊れたのか　どうしてもわからない
わからないこと自体が問題なのかもしれない
あいたい　あいたい

芦ノ牧温泉へ 20

じいちゃん、私の父が泣いた　人前で、ましてや家族の前では強い人だった
そのじいちゃんがあなたを東京に連れて帰る日の朝、あなたを抱いて泣いていた
別れがよほど辛かったのだろう

そのとき私は心の中で　きっと親孝行するからと誓った

そしてそれからだいたい3か月に1度は会津にあなたを連れて行った

産前産後お世話になったお礼を兼ねて芦ノ牧温泉へ

おひつに手を突っ込んでご飯を食べるあなたを見て
おじいちゃんは喜んだ
「わんぱくでもいい　たくましく育ってほしい」
何かのコマーシャルのセリフだが
ことあるごとにじいちゃんはあなたに
「わんぱくでもいい　たくましく育ってほしい」
だからワイルドなことをするようすけが嬉しくてうれしくて仕方がなかったようだ

初節句 19

昭和58年5月5日はようすけの初節句

おかんとおとんは はりきってお祝いの準備です
つたない料理で両親をもてなし、
ようすけの初節句を祝ってもらいました。
料理の写真がない！( ;∀;)
あのとき　確か　
会津の郷土料理「こづゆ」「いかにんじん」
「筍の煮物」「お刺身」「お赤飯」
だったような・・・

会津からおじいちゃんとおばあちゃんを招待し

三鷹のおじいちゃんおばあちゃんも来てくれた

親戚一同からお祝いの5月人形がたくさん届きました
三鷹の親戚からは5月人形　会津のお爺ちゃんからは模造刀
















狭い浜田山のアパートはお祝い品でいっぱいになった
・・どうしよう　布団が敷けない・・
でもみんなあなたの初節句を心からお祝いしてくれた品々

かわいかったね～
順調に育て

ちはるもお祝いしてあげたかった



最近、「川っぺりのムコリッタ」を読んだよ
自分の存在が意味のないもののように思えて眠れない日々がもう5年も続いている
これから先あと何年続くのだろう　残された時間に意味などあるのだろうか　絶望的な気分が波のように襲う
そんなときこの本を読んだよ
私のような母親でも生きていい　笑っていい
「せつな　たせつな　ろうばく　むこりった」
瞬間でもあり永遠でもあるこの時間　
先のことは誰にも分らない　一瞬、一日を積み重ねていけば何かが見えるかもしれない　
ほんの小さな小さなシアワセを見つけて生きていく　しかない

涙がとまらない　この本は私の今を導いてくれているかのよう