辻内智貴の作品を読むと、とても気持ちが楽になる。
頑張らない、不安もあるけど、気楽に生きること。
胸を打つ言葉もたくさんあるし、必ず泣く場面もあるんだ。
これは多分、著者のエッセイだと思う。
読むほどに共感でき、嬉しくなる。
「記憶」はちょっとしたサスペンスだな。
記憶の中でだけ人は生きることはできないと思う。
でも、大切な記憶は人生の一番大事な宝物なんだろうな。
「君の幸福は僕の幸福」幸福って何?
欲望が満たされること?
それなら、全ての欲望が満たされた人は幸福なのか?
この物語の終盤はこらえきれなく涙が溢れた。
切ないけど、この作品でこの著者は読破してしまった。
新刊を待っている。