俺は部屋から外に出た。
1ヶ月ぶりに外気を吸った。
冷酷で透き通った感覚を持った。
俺は人との関わりにうんざりして、そのたった一つの理由で部屋に閉じこもっていた。
人と会うことは生きるために最低限必要ではあるから、仕方がない。
今日は食料品や、生活用品を購入する。
道を歩くが、本能は人気の少ない場所を優先して選択してしまう。
雑踏や電車やエレベーターの中ほど面倒で予想外な空気は俺を脅かす。
先に公園が見える。
公園に遊ぶ子供や親たちのざわつきを予想する。
公園に刺しかかり、公園全体を見回すと、誰一人いなかった。
数羽の鳩がいるだけだった。
俺はブランコに座りゆっくりとこいだ。
人が一人でもいたら、公園に入る事さえしなかったろう。
俺一人独占できた公園は無臭の冷たい風が吹いて、俺の心を和ませた。
人肌の生物の匂いは吐気がする。
時がゆっくりと動いて、空に浮かぶ雲と一緒にブランコは揺れる。
鉄臭い錆びた鎖が手を必要に汚すように思われた。
このまま、時が止まる事を祈るように今の時間を楽しんだ。
カチャンとブランコの鎖が警告を鳴らす。
鳩が飛び立つ。
・・・人の話し声が聴こえる・・・子供のはしゃぐ声・・・。
俺は慌てて、ベンチに置いた上着とカバンを抱えると、公園を飛び出した。
子供がゆっくりと歩いて公園の砂場に座った。
鼓動が高鳴っている。
俺は動揺している。
全てを受け入れる澄んだ瞳を持つ子供は俺にとって脅威だった。
俺の内側を見透かされてしまう。
俺の腐った脳裏を・・・。
1ヶ月ぶりに外気を吸った。
冷酷で透き通った感覚を持った。
俺は人との関わりにうんざりして、そのたった一つの理由で部屋に閉じこもっていた。
人と会うことは生きるために最低限必要ではあるから、仕方がない。
今日は食料品や、生活用品を購入する。
道を歩くが、本能は人気の少ない場所を優先して選択してしまう。
雑踏や電車やエレベーターの中ほど面倒で予想外な空気は俺を脅かす。
先に公園が見える。
公園に遊ぶ子供や親たちのざわつきを予想する。
公園に刺しかかり、公園全体を見回すと、誰一人いなかった。
数羽の鳩がいるだけだった。
俺はブランコに座りゆっくりとこいだ。
人が一人でもいたら、公園に入る事さえしなかったろう。
俺一人独占できた公園は無臭の冷たい風が吹いて、俺の心を和ませた。
人肌の生物の匂いは吐気がする。
時がゆっくりと動いて、空に浮かぶ雲と一緒にブランコは揺れる。
鉄臭い錆びた鎖が手を必要に汚すように思われた。
このまま、時が止まる事を祈るように今の時間を楽しんだ。
カチャンとブランコの鎖が警告を鳴らす。
鳩が飛び立つ。
・・・人の話し声が聴こえる・・・子供のはしゃぐ声・・・。
俺は慌てて、ベンチに置いた上着とカバンを抱えると、公園を飛び出した。
子供がゆっくりと歩いて公園の砂場に座った。
鼓動が高鳴っている。
俺は動揺している。
全てを受け入れる澄んだ瞳を持つ子供は俺にとって脅威だった。
俺の内側を見透かされてしまう。
俺の腐った脳裏を・・・。
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