「記憶の隠れ家」を読んだ。 2015年07月09日 18時51分44秒 | Weblog この作者の作品は好きだ。 精神が微妙にずれて、狂っているようなそんな純文学が好きだ。 家が入る題名の六編の短編集だ。 人の記憶はあいまいで、その曖昧な記憶にこそ核心を突く衝撃な事実が隠されている。 家に住む人の密な行為が明らかになった時に、記憶の失った理由がわかる。 そこには苦悩の中に甘美な欲望が渦巻いている。