None of us で「私達のうち誰も・・・ない」という意味です。
つまりゼロ=0を表すのです。
ちなみに0はラテン語でニヒルと読みます。
そう、日本語になってますけど、若干本来の意味と違っていますよね。
昔、母の友人が僕の事を恐らくアメリカ人が言う「クール」と言う意味で言ってくれたんだと思いますが、ニヒルと表現されて、あとでわざわざ謝ってくださいました。
ニヒリズムは虚無主義、もっと言うと冷笑主義というような意味合いもありますからね。
さらに余談ですが、西暦にゼロ年はありません。
さて、僕は以前芸術教育について考えた時に、舞台芸術というものが従来の「書道・美術・音楽」に比して、ゼロから生み出すものだな、と感じたことがありました。
コンテンポラリーダンスなどは、本当にそうです。
身体表現と言うのはおのずとオリジナルの身体を使うので、オリジナルの表現になっていきます。
従来の芸術教育は、習字が一番そうですが、お手本があってそれに倣う、と言うかたちが基本になっています。
最近は色々と変わってきているようですが。
でも少年時代、そして青年時代にもっとも必要なのは、創作することではないかな、と思います。
だからこそのCreating Drama Factoryであり、小学校への出前ワークショップでした。
まだ、準備は出来ていませんが秋以降、もしくは新年度以降ワークショップの出前を恒常的に受け付けていくつもりです。
もちろん大人の皆さんにも、ぜひ受けていただきたいです。
ちなみにCDF本体自体は、アドヴァンスということで進化しています。
具体的にどこが変わったかというと、参加者の皆さんがより俳優さんとして創っていくことに集中できる環境にした、ということです。
詳しく話しますと、最初、場所と出入りの順番は演出のほうで決めさせていただきます。
そして、そこに放り込まれて何をするかは各俳優の自由となります。
今までは場所や登場人物を考え、自分たちで創作していくことをメインに置いていましたが、
今回は積極的に演出が介在して、面白いものにしていくことについてリーダーシップをとるつもりです。
でも僕自身の演出法として、俳優がやりたいことに基本的に逆らわない、という方針があるので、序盤はそういうことにしておきますが、
中盤以降、積極的に皆さんのイマジネーションやクリエイティビティーを貰っていくつもりです。
少なくとも今回は、出はけやミザンス(舞台上の俳優の動線)については、最低限のコトは指示していきますので、
例年そこが土壇場になって気になって来る人もいますし、そこはもう大船に乗っていただきたいと思っています。
と、いうことで14日にお試しワークショップ、21日から本編が始まるCDFはまだまだ申し込み募集中です。
特に一度参加したことのある方はぜひ来ていただいて、私を助けていただきたいと思います。
アーロンに立ち向かったルフィじゃないですけど、「俺は助けてもらわないと生きていけない自信がある」ので、ぜひお越しください。
あ、参加費は貰いますけど・・・、何の援助も今回も受けてませんので。
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