YOU-PROJECT BLOG

ベクトル、というよりムーブメントの話



ベクトルというのは、数学用語です。大きさと方向をもつものです。

声もまた、ふつうは言葉を発するために用いられますから、コミュニケーションのためにはどこかに向けて、最適な大きさで発声されなければなりません。

それで、ムーブメントの授業でよくするワークの中に組み込んだりします。

ムーブメントとは動きのことで、身体をいかに操作するか、ということです。つまり舞台上でどのような身体操作をするか、っていうことです。

僕はとりあえず、歩いてもらいます。ある範囲のところを。

それを徐々に狭めていったり、広げたりしながら、歩いている人たちがその範囲=舞台上を等分に切りとってもらうように歩いてもらいます。

つまり、手を叩いてみんなの動きを止めた時に、どこかに偏った人口密度になってはならない、ということです。

そうしておいてから、通常は歩くスピードを変えることに移行します。

2倍速、二倍遅い、4倍速、という感じです。その上で「見つける、近づく、出会う」ということをやってもらいます。

歩きまわるのをやめて、周囲を見渡し、興味を持てる者を見つけて、それに近づき、そしてその対象と接触をはかる、ということです。

これは床のシミ、などでもかまいません。ここで、やっとベクトルの話になります。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「演技・演出演習」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事