勉強!

2008年03月02日 02時01分15秒 | Weblog
レコーディング、行って参りました

いやぁ~~もうね、とにかく勉強になりましたわ

今回からA&Rディレクターの野辺さんとのお仕事になったのね。
初顔合わせだったんで、まずはご挨拶をお互いに。
その時点で、野辺さんがもの凄い誠実な人柄だということが分かった。
相馬さんから話では聞いてたんだよね。
ほんと、こっちが困ってしまうぐらい誠実だったよ。

まぁそれはいいとして、
まず一度、曲を通して録りましょうと言われた。
俺の声を知りたいからと。
この時点で野辺さんは楽曲を一度も聴いていなければ、
歌詞も一切見たことがなかった。
これは、先入観をなくして楽曲の第一印象を主眼に置きたいからであり、
普段からあえてそうしているらしい。

んで、一度録りました。

充分なんだよね、それだけで。
俺のどこに何が欠けているのか、一度聴いただけで把握してしまう。

アドバイス受けたのは2点。

まずは「発音」。
発声・・・ではない。
日本語には「あいうえお」という母音があるわけで、
その5つの発音が本来はそれぞれ突出していなければいけない。
でも俺は、5つ全部が丸みを帯びてしまっていて
曖昧でボカされてしまっている・・・と。
そのため、言葉が前に出てこずせっかくの歌が勿体ない・・・と。
よく「カツゼツ」をよくする・・・というのは耳にするけど、
実際はカツゼツとは違うんだって。
これを修正するには、まず口の開き。
顔の筋肉を動かすトレーニングもそう。
同時に、それぞれの母音によって舌の位置がどこになるのかも
意識した方がいいと。
それらを修正することによって、歌が前に出るからと。
実際にその場で意識しながら録ってみたら、
明らかに変化しているのが自分で認識出来た。

もう1点が「リズム」。
リズムの感じ方に問題があったんだ。
言われて気付いたんだけど、
俺は1拍・3拍、もしくは1拍だけでリズムをとらえていたみたい。
声を伸ばしている箇所なんかで、
その声の到達点というかどこで声を切るのかというのが
自分の中で凄く曖昧で、拍からズレたところでなんとなく切ってしまっていた。
そのため、せっかく疾走感のある楽曲なのに、
リズムがバラバラになってるし、すぐに走るし、
楽曲に歌が乗っていないし、グルーヴも出ていないし、
間延びした歌に聴こえてしまうと・・・。
修正するには、2拍・4拍でリズムを感じるようにして、
特にベースの8ビートをよく聴くようにとアドバイスを受けた。
実際それも意識して録ってみたら、
全然違うんだよね、聴いた印象が。
いや、聴いた印象だけでなく、
歌ってる最中から凄~く楽しく感じられた。
野辺さん曰く、それはリズムに乗ることで曲との一体感が生まれるからだと。

いや~なんかね、「発音」と「リズム」の2点を意識して歌っただけで
まるで違う歌に聴こえましたよ
びっくりしたのと同時に、
なんか楽しくなってワクワクしちゃった

おそらくその2点は基本中の基本なんだろうけど、
今までの俺の中には全く無かったモノ。
勉強させていただきましたわ
我流でやってるだけじゃ視野が狭くなることを実感したな。

相馬さんといい野辺さんといい、
スタッフのクォリティーが高くてほんとに驚くよ。
経験も実績もプロフェッショナルだわ。
相馬さんと初めて会った時もそうだったけど、
野辺さんと相対して話を聞いていると、
明らかに今の自分とは違うところにいる方だというのが
伝わってくるのね。
オーラみたいなやつ。
カッコつけてるのとは違うよ。
本人はいたって普通にしているだけなのに、
違うんだよね、まとってるものが。
それだけの努力をして、
同時に結果も出してきているからだな。

尊敬すべき方々ですわ

そんなわけで、次回のレコーディングまで、
その2点を修正することに重点を置いて練習していきます。
まだまだ色々と時間かかるけど、
間違いなく前へ進んでいますんで、ご心配せずに。
ちなみに発声に関しては、一切言われていない。
自分で思っていた通り、良くなってきているからだと思う。

ま、続けることですよ。

「継続は力なり」

次回はたぶん今月末になりまっせ