ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

顔面から『ゴツン!』

2008-09-03 23:18:10 | 自宅介護

 昨夜・・・丑三つ時のこと・・・

 ザサー・・・ザスザス・・・ゴン

 不気味な音にビックリして1階に降りると、ばあちゃんがオムツを引きずって、手摺伝いに歩いています。

 キレイに着替えさせて寝かせようとしていると、横のベッドで父ちゃんがガサゴソ動き始めました。

 トイレに行く?・・・いんや、行かない・・・という会話をしているうちに、『ゴツン』という音がしました。ばあちゃんがベッドの上で四つんばいで移動中に、壁に顔面を強打したのです。

 額に大きなこぶが出来ています。

 でも、眠さに負けてすぐに寝息を立て始めました。

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 朝になって父ちゃんをトイレに連れて行ったとき、ちょうどばあちゃんも起きちゃったんです。

 父ちゃんのトイレは長いので、ばあちゃんに『ちょっと待っててね』と声をかけましたが聞こえるはずも無く、2階のトイレに行っちゃったんです。

 少しすると、ゴツンバタンと驚愕の音が聞こえてきました。

 慌てていってみると、ばあちゃんが前のめりの格好で倒れています。

 階段を上がりきったところで、再び『顔面』から転んじゃったんです。

 まるで赤ちゃんが頭が重くて転ぶような・・・そんな転び方です。

 昨夜出来た『コブ』のところから、少量の出血がありました。

 とりあえず巨大絆創膏を貼ってあげます・・・。

 立たせようとすると、『頭でっかちなコケシ』のように、まったくバランスが取れないんです。

 どうにかトイレを済ませて1階まで下ろすのに、すんごく苦労しました。

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 ばあちゃん・・・しっかり御飯を食べています。

 食事の途中で『頭、痛くない』と聞くと、転んだことすらまったく覚えていません。

 これなら病院に行かなくても大丈夫だね・・・

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 今日は父ちゃんの月一受診・・・

 ばあちゃんのことは心配でしたが、二人いっぺんに病院に連れて行くのは無理なので、とりあえず父ちゃんだけ連れて行きました。

 病院で看護師さんにばあちゃんのことを相談すると、頭痛や吐き気が無ければ大丈夫だよと言われて安心しました。

 順調に受診を済ませて帰宅すると、母ちゃんが真っ白な顔で疲れ切っています。

 話を聞くと、『また、ばあちゃんが入れ歯を無くしたって大騒ぎしたんだよ』って、怒り心頭です。

 結局はお茶碗に入っていたらしいのですが、オムツ入れやらゴミ箱やら捜させられて、疲労困ぱいになっちゃってました。

 ばあちゃんに、『入れ歯を失くすから、入れ歯は洗面所で洗いなさい』って叱りました。

 返ってきたのは・・・『おれ、なんにも、知らねぇ、何かあったのかぁ』っていう、すっとぼけた答えでした。

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 家族中が壊れそうです・・・

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