今日のばあちゃんの第一声・・・
『元気だったか』
・・・あぁ、そっかぁ、昨日も一昨日も眠っちゃってたから、ばあちゃんにとっては久しぶりなんだぁ・・・
痰が絡みながらのゴロゴロした声でしたが、大きな声でしゃべります。
病院の『ミトン』は嫌いなようで、洗濯したお手製ミトンを『付けてけろ』と急かします。
元気なんだか病気なんだか・・・ほにほに
来週に予定されていた『胃ろう』の施術は、お医者様の判断で無期延期になりました。実質的には取りやめですね・・・。残念ですが、痛くて怖い『鎖骨下中心静脈栄養』を続けるしかありません。体調が良くなれば、またチャンスがあるかも・・・。
なので、母ちゃんのショートスティも変更になりました。
これでオイラも心置きなく仕事を引き受けることが出来ます。
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『100(歳)まであと何日だぁ・・・』
『まだ3年もあるよぉ』
『んだがぁ・・・お迎えがきたかと思ったったがぁなぁ・・・まだ生きねばねぇなぁ・・・100までがぁ』
『120まで生きるって言ってたじゃん』
『100で十分だぁ』
『なんぼでも生きててけろじゃ』
・・・ばあちゃんの口から『生死』の話を聞いたのは初めでです。今のうちに出来るだけの事をしてあげねば・・・
明日は叔母と叔父(ばあちゃんの長女と次男)が見舞いに来てくれる予定です。
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今日の母ちゃん。
ディサービスで『この前の入院は大変だったね』って言われたようですが、『何のこと』って答えたそうです。
年末年始の入院騒ぎを、まったく覚えていないのです。
いつからの記憶が無いのか・・・ためしに時系列で聞いてみたら、29日のディサービスの送り時間から9日頃までの12日間、ごっそり記憶が抜けていることが判明しました。
点滴を引き抜いてスプラッタになったことも、ベッドから落ちて太ももに大きなアザが出来たことも、嫌いな『生ネギ』を食べたことも、妹夫婦が見舞いに来てくれたことも、夜中に寝ずに起きていたことも、まるっきり記憶に無いんです。
あの12日間の『人格』は、いったいどこに行っちゃったんだろう・・・。
・・・人間の脳って不思議だよなぁ・・・