ナーシングホーム回想ナーシングホーム実績7

ようやく

ナーシングホーム開始して約1年
信用もバックも何もない
入居施設で働いた経験もない
おばちゃん看護師の「思いだけ」で始めた

自分で動けない人に、又は、もうすぐ死にゆく人に
より良いケアをしたい。本当の看護？をしたい。
自分も何時そんな時が来るかわからないから
自分の入りたい場所
過剰な事はしない
必要な事はしてほしい
おだやかに過ごせる場所

それが認められない不要なものなら、それはそれで良い
そんな思いで立ち上げたナーシングホーム

そして
ジョジョの看護師に出来る事への挑戦
（総合病院の看護師に技術的にも負けないように
呼吸器装着者も受ける。ジョジョに出来ない事
それは手術と大きな検査のみと答えられるように）


医師は信用もバックも何もない所に中々承諾してもらえない
初めはしぶしぶ
今は
「病院よりいいわ」とか「何人でも見てやる」と言って頂けるようになった

入居依頼も
全く知らない所から、個人様からも連絡が入るようになった

コマーシャルはしていないが
訪問看護もナーシングホームも
多くの人に知ってもらえるようになった

働く人・・・これは
誰でも良いわけでは無い。良い人を選ぶから中々いない

1人入居されても当直者がいる
働く者が十分そろっていないので私自身が週に2回当直した
手を握るケアは出来ないと急に辞められ週に3回の当直になった
急に当直者の体調で週4回当直したこともある

訪問看護もフル、管理者もする
訪問看護もお陰様で順調
本当に365日24時間って感じで
自分自身倒れるかと思った時もあったが

本当に「誰か～」と叫びたい頃に
何時も人が来る
週1回の人が「もう少し働きたい」と言ってくれる

神様の試練なのか（無宗教だけど）
ギリギリのところで人が来てくれる
そんな感じで1年過ぎた

そして
ナーシングホームに
看護師が来た
「給料は構わない。総合病院で出来なかった看護がしたい」と
「仕事は当直しかない」と話すと「当直で良い」と
奇特な人が現れた
「自分は能力が無いので・・・」と言う。
私は、この言葉で来てもらいたいと思った。
本当に能力の無い人からは、この言葉は出ない

思いやり・・・それがあれば良い

そして私は
あぁ・・・これで私の当直がなくなるぅ
（今度からは遅出早出に回るだけだけど
早番遅番してくれる人早く来ないかなぁ・・・）
でも
入居希望者を断らなくて良くなる
これからが本当のスタートです
（と言っても後、4人くらい入れるか断るかの問題なので・・・あまりかわらないのかな）


ナーシングホームの考え方も
訪問看護の考え方も決して難しい事では無い
高尚な事は多くの人は望んでいない
ただ普通の事を行えばよいのだ