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Re-Set by yoshioka ko

■放送のご案内

 写真は、イラクのアブグレイブ刑務所で撮影された虐待写真の一枚。番組では、写真に撮影されたリンディ・イングランド上等兵へのインタビューを始め、虐待が行われていた時期に、アブグレイブ刑務所に居合わせた三人の関係者へのインタビューを通じて、あの事件の真相に迫ろうとしたものです。

■放送日時:2008年10月5日(日)
■番組名:NHK衛星第一(BS1)
■放送時間:午後10時10分~11時(50分)
■放送内容
 2003~4年に起きたイラクのアブグレイブ刑務所虐待事件。それはアメリカの「テロとの戦い」が垣間見せた〈地獄図絵〉だった。刑務所内での虐待・拷問を写した写真は世界を驚愕させた。しかし写真を見て不思議に思うことは、写真に写った憲兵たちは〈笑顔〉を見せていたことだ。あの〈笑顔〉はなんだったのだろうか。
 起訴された七人は全員が「第372憲兵中隊」所属の予備役兵で、ウエスト・バージニア州、メリーランド州、ペンシルベニア州が交差する小さな田舎町の出身だった。彼らはまた白人貧困層の家庭で、大学での学費を作るために軍に応募していた。
 軍事法廷は虐待・拷問は彼らの自由意志で行われたと認定。全員が有罪となり、降格の上、軍を追われた。そして今、何人かは服役を終え、出所した。
 アブグレイブ刑務所の責任者だったジャニス・カーピンスキー准将は「上層部はあの写真に激怒した。抗弁不能な写真を前に、すべての責任を兵士らにかぶせることにしたのだ」と証言する。
禁固3年の刑期を終え出所したリンディ・イングランド上等兵は、「当時ボーイフレンドだった伍長の要求に応じて笑顔のポーズを取った」と話す。
そして虐待の事実を内部告発したジョセフ・ダービー兵長は「最後まで匿名でいたかった。まさかラムズフェルド国防長官がばらすとは思わなかった」と証言する。
いったい虐待はどう仕組まれ、そして発覚したのか、あの笑顔は何だったのか、そして上層部はなぜ責任を逃れ、階級の低い兵士らが背負うことになったのか?当時、それぞれの立場でアブグレイブ刑務所に居合わせた三人の証言から明らかにする。

 なお、再放送も予定されています。日程が決まり次第当欄にてお知らせします。

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