一見、尤もだと思わせた小泉改革がもたらした負の遺産を思えば、この試みは、見守るに値する。人口1万人以下、人口密度は1平方キロあたり50人以下、誇れるものふたつ以上、そして、その誇れるものを不断の努力によって、内外に日々示すこと、という条件が付く。小さき中に光るものを、という地域再生の運動でもある。しかも、世界に連動する。
ではわがふるさとで、なにが最も美しく、誇ることのできるものがあるのだろうか。愛国心だ、郷土愛だ、と叫びながら、現実は平成の大合併がもたらしたふるさと喪失というような矛盾のなかで、ここは一度、立ち止まって、大きくなったことで得たもの、失ったものをじっくり考えてみてもいいのではないか、と思う。
小さきことは良き哉、の行く末を見ていきたい。
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